九尾の狐と楊貴妃と ご購入はこちら 尖閣諸島沖大会戦
The Battle of Senkaku 書籍の概要

20XX年1月、米国の異形の最新近未来型駆逐艦「ズムウォルト」は、哨戒機「P-8ポセイドン」を従えて、中国が人工島を建設した「ススービ礁」の12㌋以内に侵入した。

中国はこれまでと同様、約千㍍の距離を保って2隻の軍艦で追尾しながら「ここは中国の領海だ。直ちに退去せよ」と警告を発し続けた。

その上空には中国の最新鋭艦上戦闘機「殲-15」2機が飛来して、その内の1機がポセイドンに異常接近して接触し、2機は海上に墜落・爆発炎上する。

これが発端となり、ズムウォルトと中国艦との間で戦端が開かれるが、ズムウォルトの最新「電磁レールガン砲」によって瞬時に中国艦は撃沈される。

この戦いを巡って、米中間に非難合戦が始まるが決着がつかず、遂に日・米連合艦隊と中国連合艦隊が尖閣諸島沖で相見える。

中国はこの隙を狙って魚釣島占拠と台湾併合を図り、北朝鮮は朝鮮半島統一の戦いを始める…

はじめに

 2016年8月に入り、『尖閣諸島』海域での中国の威圧的行動は急拡大を告げている。

 8月6日、230隻にも上る大量の中国の漁船が、尖閣諸島の接続水域に進入し、併せて、7隻の海警局の巡視船(以後、海警船)が同水域に進入した。

 同7日、漁船の数は250隻に増加し、さらに、新たに2隻の中国法執行機関の船が尖閣諸島の接続水域に進入した。その上に漁船は、尖閣諸島周辺の領海内にも進入しているという。これまでは、1978年に、108隻に上る中国漁船が尖閣諸島周辺海域に進入したことがあるが、今回はこれを上回る数だ。

 尖閣諸島は習近平政権にとって『核心的利益』である。

 核心的利益とは中華人民共和国が、自国の本質的な利益に直結すると見なし、自国を維持するために必要と見なす譲ることの出来ない最重要の事柄、自国にとっての利益のことを言う。

尖閣諸島画像

 右の二つの画像は中国のネットに公開されている画像で、上の画像は習近平国家主席が『魚釣島(中国名:釣魚島)』と空母『遼寧』を背景にして、「中国の夢」「強軍夢」をアピールする画像であり、下の画像は《釣魚島は中国のものであり、中国の領土である釣魚島を他国が侵犯するのを許さない》というスローガンの画像である。

 いずれも――、

「釣魚島は中国の領土であり、今は日本に不法に侵略されているが、これを、軍事力を使ってでも絶対に取り返すぞ‼︎」

――という決意の現れであり、今回の漁船の行動及び公船の随伴は、中国の尖閣諸島奪取の戦略に沿ったものだ。

 中国の戦略とは、南シナ海のスカボロー礁(中国名:黄岩島)で取った作戦に明らかである。

 先ず、フィリピン海軍がスカボロー礁近くに中国の漁船8隻が停泊しているのを発見し拿捕したのを受け、中国海警船が現場に急行してフィリピン海軍の進行を阻止し、睨み合う、いわゆる『スカボロー礁事件(中国名: 黄岩島事件)』が発生する。

 スカボロー礁はフィリッピンのルソン島の西220㌖にあり、フィリッピンのEEZ(排他的経済水域)内にあり、遅くとも16世紀頃よりフィリッピン漁民の漁場であった。

 この岩礁を中国は中国領の島だと主張して、漁船を先兵として度々フィリッピンとの間にトラブルを起こさせて、遂には軍事力で占領した上に、強引に埋め立てて13年には軍事施設の建設を開始し、実効的支配に着手した。

 軍事力では到底中国には敵しないフィリッピンは、常設仲裁裁判所に判断を仰いで、仲裁裁判所は16年7月12日に――、

《中国が南シナ海のほぼ全域の領有権を主張する根拠としているいわゆる『九段線』は法的根拠が無いなどとして、南シナ海の中国の海洋権益を認めない判断を示した》

――が、中国はこの裁定を『紙くず』だとして、さらなる軍事施設の建設を強行している。

 尖閣諸島における、中国の戦略はこのスカボロー礁のケースをさらに拡大したものだ、

 日本の海上保安庁や海上自衛隊の勢力はフィリピンとは比べものにならない、中国の海警局や人民解放軍海軍の手には余る。

 そこで、先ず漁民に扮した多数の武装漁船を尖閣諸島周辺に送り込み、この漁船と日本の海上保安庁の巡視船とがトラブルを起こせば、漁民保護の名目で海警船、それも軍艦を改造して武装を強化した巡視船を送り込み、最終的には海軍が出てきて魚釣島を中心とした尖閣諸島を占領する。

 中国の狙いは軍事力をバックにするが、海警などの法執行機関を用いて、日本の実効支配を崩すというものである。

 先ずは、日本が軍事力を行使しない範囲で、日本の海上保安庁の巡視船よりも多くの海警船が、より長い時間、尖閣諸島周辺海域に滞在することによって、実質的に中国が尖閣諸島及び周辺海域をコントロールしているかのような状況を作り出すのだ。

 すなわち、平時における優勢を、段階的に引き上げていくという戦略である。

 そのために、すでに、1978年には108隻の、そして、16年8月6日には250隻にも上る大量の中国の中国漁船が押し寄せてきた。この次は、さらにエスカレートさせて、1000隻の雲霞の如き漁船群が押し寄せてくるだろう。

 中国はその日のために、海警船の充実と海軍力の強化に懸命である。

 そして、16年8月1日には、東シナ海において、東海艦隊、北海艦隊、南海艦隊という3大艦隊の100隻に及ぶ艦艇が参加して、実弾演習を展開して日本を牽制している。

 さらに、中国の8月6日の動きは尖閣奪取にとどまらず、東シナ海全体への覇権を目指す野心的目標への新展開だとみる見方もある。

 中国のアジア覇権のみならず、世界覇権への野望は留まることを知らない。

 そんな危機感から急遽この小説を書き、電子書籍として上梓しました。

 

 なお、中国や韓国の反日小説や新聞では、天皇や安部首相を蔑称で呼んだりしているが、本稿では、このような失礼を避けるために、この物語は異次元のもう一つの地球上の出来事として、各国のトップの方々の名前は少し変えさせていただきました。

著者紹介
山本肇

1936年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。
三菱重工業㈱を経て独立。中国、香港、台湾、韓国、米国などで事業を展開する。病を得て引退後17年間オーストラリアで暮らし2014年に帰国する。

ビジネス書に「日本経済をチャイルド・ショックが襲う」「少子亡国論」などの他、近著に「新少子亡国論」「九尾の狐と楊貴妃と吉備真備の称徳天皇暗殺秘録」「尖閣諸島沖大会戦」他がある。

「アンディ 大和」の筆名で、小説「南十字星の夢」「ゴールド・コースト連続殺人事件」他。

目次

『はじめに』
(プロローグ)
(パパと美羽の会話‥‥その一 )
(世界情勢)
(始まり)
(パパと美羽の会話‥‥その二 )
(暴動発生とオイル・ショック再発)
(習遠平国家主席の決断と米国大統領の決断)
(中国偽装武装漁民が尖閣諸島魚釣島を占拠)
(平和安全法制発動)
(パパと美羽の会話‥‥その三 )
(習遠平国家主席の作戦)
(金征恩第一委員長への習遠平主席の誘い)
(北朝鮮の軍備状況)
(在韓米軍と韓国軍)
(日米vs. 中国 が、遂に尖閣諸島沖で戦端を開く‼)
(“Battle of Senkaku”:第一ラウンド「ロケット合戦」)
(“Battle of Senkaku”:第二ラウンド「史上最大の空中戦」)
(“Battle of Senkaku”:第三ラウンド「史上最大の艦隊決戦」)
(台湾侵攻)
(南シナ海の戦闘)
(北朝鮮の策謀が見破られる)
(尖閣諸島奪還)
(沖縄独立)
(中国の国防動員法)
(習遠平国家主席の悪あがき)
(東シナ海大会戦が済んで)
(第三次六四天安門事件)
(難民問題)
(中華の春)
(米国一極体制の復活と日本の混乱)
(パパと美羽の会話‥‥その四 )

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