旅行く音楽史 第1巻 ご購入はこちら 音楽の起源に迫る
残念ながら音楽の起源については、楽譜を含めて実際の曲としては殆ど残っていません。 本の概要・紹介文

『旅行く音楽史 第1巻 音楽の起源に迫る』は、ホモサピエンスの時代に音楽があったとされる推測へ導く楽器の遺品、メソポタミア文明のシュメル人の音楽、旧約聖書にまつわるユダヤ人の音楽、古代ギリシアの音楽(叙事詩、抒情詩、ギリシア悲劇)そして、その中から生まれたピタゴラスとアリストクセノスの音律の登場までを音楽の歴史だけでなく、古代の政治体制や社会情勢の変化また宗教と音楽との密接な関係に視点を広げて描いています。しかし残念ながら今日これらの音楽は楽譜を含めて実際の曲としては殆ど残っていません。その厳しい環境の中、神話や哲学者たちが残した叡智の固まりである多くの書物、旧約聖書などの聖典に残されている記述等を基に古代の音楽へ迫ってみました。

書籍冒頭のご紹介

はじめに


音楽の歴史を語る時、過去の偉大な楽曲や作曲者を時代名などで区別をして現代までの音楽の流れを明らかにしようと努力します。しかしこの時代名や用語などは後世の音楽学者の知見や時の流行から生まれた単語も少なくありません。例えばベートーベン自身が活躍している時代『私は古典派の作曲家である。』と自覚しているはずはありません。音楽史は政治史とは違って、その時代支持を受けた音楽が次の時代へゆっくりと変化して新たな時代へと流れていきます。ごく簡単に述べると『音楽史は流行の』変容です。ですから『2000年から現代音楽の時代』などとハッキリ線を引くことはできません。また、年月が経ち過去の作曲者や作品の認識が変わるとその表記も変わる場合があります。例えば30年ほど前の音楽史では『ベートーベンの後半はロマン派の作曲家である。』と教科書にも表記していましたが現在では、ほとんどの音楽史の著書では『古典派』とだけ明記されています。つまり音楽史は過去の音楽も含めて今も動いているわけです。

また、音楽の歴史だけにスポットを当てると、いつも平和という印象ですが社会情勢を伺うと激動の時代であり、音楽は社会と実は密接な関係が存在していました。その時代の文化だけでなく、社会まで視点を広げると見えてくる新たな音楽の歴史が見えてきます。『旅行く音楽史』では、音楽の歴史を中心に社会の情勢からの視点も含め古代の音楽から現在の音楽まで辿っていきます。

徳留 勝敏

目次

はじめに

第一章  音楽はホモサピエンスの時から
◇ 古代文明の音楽の手がかり 

第二章 メソポタミアの音楽(シュメル人の音楽)
◇大発見「ギルガメシュ叙事詩」(BC3000年初期王朝時代)
◇シュメル人の印鑑“円筒印章
◇シュメル人の識字率
◇楔形文字に記録されている楽器名
◇ウルの王墓の発掘
◇シュメル人の学校
◇シュメル文化の最盛期グデア王時代(聖なる楽器 『バラグ』)

第三章 ユダヤ教の音楽
◇旧約聖書に出てくる音楽
◇音楽家の祖『ユバル』
◇祭祀の音楽の専門家『レビ人』
◇ヘブライ人の選民思想
◇旧約聖書
◇詩 篇
◇エレミアの書(エレミアの哀歌)
◇ヘレニズム文化の到来

第四章 古代ギリシアの音楽
◇古代ギリシア人の誕生
◇ギリシア神話に影響を与えたヒッタイト王国の『クマルビ神話』
◇古代ギリシア王国時代が生んだエーゲ文明(BC3000~1200)
◇ブドウ酒の神と女神グレート・マザーへの信仰
◇ミュケナイの英雄テーセウス
◇トロイア戦争
◇叙事詩の環(エピコス・キュプロス)
◇暗黒時代 (海の民の襲来)
◇ポリスとギリシア神話の誕生
◇テオゴニア(神統記)
◇ティタノマキア (テオゴニア)
◇ギガントマキア (テオゴニア)
◇ディオニュソス神の誕生
◇デュティランボス
◇アウロス
◇シリンクス(笛)
◇サテュロス劇(喜劇)
◇伝説アオイドス『ホメロス』
◇韻律(rhythmos)
◇エピテトン
◇ノモス(定型句)
◇ラプソドス
◇ アゴーン文化(競技会) オリンピア大祭
◇抒情詩の到来
◇独唱詩による抒情詩人たち
◇変容する抒情詩
◇合唱詩による抒情詩人たち
◇アテネの政治改革と音楽(ソロンの改革)
◇僭主ペイシストラトスの改革
◇ギリシア悲劇
◇大ディオニュソス劇場
◇役者、コロス、詩人
◇競技会(アゴーン)としてのギリシア悲劇
◇ギリシア悲劇 上演の構成(展開)
◇三大詩人(アイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデス)
◇テオリコン(観劇手当)
◇哲学者登場
◇ピタゴラス伝(イアンブリコス著)
◇ピタゴラス音律
◇アリストクセノス
◇3種類のテトラコードと大完全音階

著者紹介

徳留勝敏 プロフィール

山口県山陽小野田市在住です。
鹿児島県出身です。
高校音楽科の教員、大学の講師として音楽の科目を教えています。
また地域のクラブ(生涯学習)では『クラシック音楽のススメ』の講座を楽しく行っています。


【旅行く音楽史 について】

長年、音楽史について勉強し授業や講座で行ったことを 私なりにまとめ第1巻を出版しました。講座を受講されている方から「本にまとめて出版したら 」と言われたことがきっかけです。出版することで音楽の魅力を伝えることもできるのではとも思い。挑戦した作品です。

シリーズ物にしようと考えています。何巻になるかは未定ですが現代音楽まで挑んでみようと考えています。いろんな方々に音楽や歴史を知っていただける一助になれば幸せです。

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