ついに、日本アマゾンで、電子コミックスが紙媒体の販売数を超えました!

漫画が売れてます。

どこで漫画が売れているかというと、そう、アマゾンサイトです。

なんと、先日、日本のアマゾンで、電子漫画の販売数が紙の漫画を超えたと発表されました。(パチパチパチ!)

7月30日、アマゾンジャパンKindle事業本部の玉木一郎事業本部長が、記者向け懇親会で明らかにした。同氏によると、電子書籍販売の伸び率は高く、今年6月の電子コミックスの販売数が紙版を超えたという。

http://www.shinbunka.co.jp/news2014/07/140731-04.htm

ようやく日本でも、電子書籍の販売数の伸びが明らかになってきましたね。※現時点では、コミックスだけですが、遅れている日本の電子書籍市場にはいいニュースですね。

とはいえ、まだまだ遅れている日本の電子書籍市場

ちなみに、アメリカの場合は、2011年5月時点で、アマゾンドットコムでの電子書籍の販売数が紙の本を超えたと発表されています。

参考:米アマゾン、電子書籍販売数が紙の本を上回る(2011年5月の記事)

アメリカでは、もう3年以上前に、電子書籍の普及が浸透しており、日本の市場はまだまだこれからと言えます。(※この当たりは、日本特有の出版業界の慣習や法律などが完全に足を引っ張っています。ただ、市場の流れには逆らえませんからだんだんと緩和されていくと思われます。)

KDPの売上規模も増加

また、このニュースでは、KDP(Kindle Direct Publishing)の売上規模も、上位100位の内10%がKDPの作品になったと発表されました。

Kindleストア売上げ上位100位のうち10%が、出版社を通さずに著者が直接電子書籍を販売できるサービス「KDP」(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)の作品だったことも報告した

これもKDP作家には非常に嬉しいニュースですね。“これまでの出版社を通した流通ではなく、個人が直接出版する書籍”の信頼度も上がってきており、売上に繋がっていると考えられます。※今後の出版のあり方に、とても可能性を感じますね。(めざせ!一人一冊出版時代!)

この売上規模の数字が、今後、10%から15%、20%と徐々に上がってくれば、KDP作家として市場へも認知されてくると思います。(もちろん、認知の拡大に合わせて、KDP作家同士の競争も激しくなってくることが予想されますので、既に出版済みの方は、できるだけいまの内に、自分のブランディングの構築や、読者ファンなどを獲得しておきましょう。)

潜在市場への浸透はこれからも伸び続ける

実は、Kindleがスマホやタブレットで読めることを知らない人もまだ多くいます。

「電子書籍?Kindle持ってないから読めないよー。」という人たちのことです。(この方々は、マーケティング用語で、レイトマジョリティ層と言います。)

※ちなみに、iPhoneでKindle本を読む方法はこちらです。

まだまだ遅れている日本の電子書籍市場ですが、これはある意味、伸びしろがあるとも言えます。

これからの市場の伸びにわくわくしながら、みなさんも電子書籍ライフをお楽しみください。※また何かニュースがあったら、こちらのブログでご報告させていただきます。