現在、電子ブックは個人の誰でもが出版できます。しかし、『Kindl本を出版したいけど、一体何を書いたらいいのかわからない。』という方も中にはいらっしゃいます。電子書籍のいいところは、内容やカテゴリを選ばないというところです。なので、本当に自分の書きたいことを書いてもいいのです。
ただ、漠然と書きたいと言われても、ピンと来ない方もいますので、ここでは、実体験というキーワードで、コンセプトを決めることについてご紹介させていただきます。
誰にでも、一冊の本を書ける体験をしている
誰にでも、一冊の本を書くくらいの人生はあります。なぜなら、人はそれぞれ、全く違う人生を歩んできているからです。そして、ほとんどの人は、ある意味、“波乱万丈な人生”を歩んでいます。
一人一人が、それぞれ多用な出会いや多くの出来事を体験して、日々成長しています。あなたと全く同じ経験をする人は、誰一人としていません。そして、あなたは、これまで、人生の中の様々な困難や悩みごとを乗り越えてきたと思います。
それらの知識や経験は、他の人の参考になります。
「自分には、そんな人に教えられるような経験がない。」
「自分に本を書ける訳がない。」
最初から著作を難しく考えると、確かに、本を書くのは不可能です。しかし、気を楽にして、原稿を書き始めると、段々と“出版”ということが現実味を帯びてきます。何か特別な経験を書く必要はありません。自分の人生を振り返ってみて、「このことをもっと早く知っていればよかった。」と思うことは、ひとつやふたつでは無いと思います。
過去のあなたと同じで、そのことを知りたい人は、数多くいます。もし、過去に出会った困難を乗り越えた経験や、このことをもっと早く知っていればよかったと思うことがあれば、それを本としてまとめてみてはいかがでしょうか？
そして、まとめるポイントとしては、是非、この本を出版して、“人の役に立つ”という目的の元、書籍の出版を考えてみて下さい。誰もが出版できるようになった現在、あなたの人生そのものが、人の役に立つことになります。
体験談を出版する目的は、“人の役に立つこと”
あなたがこれまで経験したことを本にまとめる場合、出版の目的を、“人の役に立つ”にしてください。
なぜなら、人の役に立つことを意識して原稿を書くと、いい原稿が書けるからです。
電子書籍の登場により、本の出版が、いままで以上に手軽になりました。
しかし、電子書籍といえども、紙の出版と変わらず、読者は、“大切なお金を出して本を買っています”だから、もしあなたが本を出版する場合、読者が出してくれたお金に相応する満足感を与えてあげることは、著者として必ず考える必要があります。
もちろん、「この本を買ってよかった！」と、読者に喜んでもらえることは、著者としても非常に嬉しいことです。
また、Amazonにはカスタマーレビューがあります。
カスタマーレビューでは、その商品を買った方が、感想や評価ができます。もし、あなたが素晴らしい本を書いて、買った方のお役に立てたのであれば、その方がいいレビューを書いてくれるかもしれません。また、そのレビューを見た方が、あなたの本を買ってくれるかもしれません。
しかし、逆に、あなたの本を買った方が、あなたの書籍にあまりいい感想を持たなかった場合、評価の低いレビューを書いてしまうかもしれません。その悪いレビューを見た方は、あなたの本を買うことを止めてしまうかもしれません。
一度書かれてしまったレビューは、書いた本人でなければ、取り除くことができません。
このように、Amazonのカスタマーレビューは、あなたの書籍が売れるかどうかにも、多いに関わってきます。
そして、このことを著者側でコントロールすることはできませんので、やはり、“人の役に立つ”ことをしっかりと考えて本を書くことをおすすめします。
是非、自分の体験談をまとめて、本を出版したいと考えている方は、本を読んでくれる読者のお役に立つことを目的として、原稿を書いていただければと思います。