Kindle書籍の読者ターゲットを決める


企業が、新製品を作るときも、新しいサービスを提供するときもそうですが、“ターゲットを明確にする”ということは、非常に重要なことです。それは、個人で電子書籍を作る場合も同じで、読者になっていただくターゲットを、あらかじめ想定しておくことをおすすめします。

今日は、Kindle書籍の読者ターゲットについてご紹介いたします。

書籍を書く際に、非常に大切になるのが、読んでほしい読者層を明確にすることです。これを考えるのには、ある程度のマーケティング的な視点が必要なのですが、そんなに難しいものでもありません。

要は、あなたが書く書籍を、“読んでもらいたい人”を予め、明確に決めておくのです。どんな商品やサービスでもそうですが、ありとあらゆる人に受け入れられる本を書くことは、できません。

読み手にもいろいろな人がおり、いろいろな受け取り方と意見を持っています。ある人にとっては、非常に感動的な話でも、他の人にとっては、そうではない。ということも多くあります。

そこで、読者ターゲットを明確にすることは、書籍を書く前に明確にしておくことをおすすめします。

どのくらい明確にすればいいかというと、読者ターゲットを決める際は、最低でも、以下の質問は自分自身にしておきましょう。

【読者層を明確にするための質問】

  1. 性別、年代は?
  2. 女性向けの柔らかい文章で書くのか、男性向けの文章で書くのか、性別についてもしっかりと考えておきましょう。また、あなたの書籍を読んでほしい年齢層についても、考慮しておきましょう。
    例)20代の男性

  3. 職業は?
  4. あなたの書籍を読んでくれそうな(もしくは、読んでほしい)方は、どんな職業に就いていますか?たとえば、営業職なのか、技術職なのか、あるいは、福祉系の方なのか、その当たりも明確にしておきましょう。
    例)サラリーマン

  5. 読者はどんなことに悩んでいるか?
  6. あなたの読者はどんなことに悩んでいますか?
    例)上司との人間関係について悩んでいる。

  7. この本を読み終わったあと、何と言ってほしいか?
  8. 自分の書いた本を読んでもらって、人に喜んでもらったり、感動を与えられたりすることは、著者としても非常に嬉しいことですし、「この本を書いてよかった」と思える瞬間です。そのためにも、あなたはどんな人に楽しんでもらいたいのか、どんな人に伝えたいのかを明確にしておくことをおすすめします。人に喜んでもらえると思ったら、本を書くためのモチベーションにもなりますよ。
    例)「人間関係についてのやり方がわかった!よし!明日早速試してみよう!」

なぜ、ここまでのことを決めないといけないのかと言うと、ターゲットを明確にすることによって、書籍のタイトルや表紙デザインなども決めやすくなるからです。逆に、何にもターゲットを明確にしないと、なかなか原稿が進まなかったり、実際に販売しても、ターゲットが曖昧であり、その他多くの本に埋もれてしまい、あまり売れなかったりと、良いことがありません。

最近では、電子書籍を出版しようとしている人も、非常に多くなりました。しかし、このターゲットを明確にして、しっかりとしたコンセプトを持っているひとは少ないです。

あなたが電子書籍を出版する場合は、このターゲットというものを明確にして成功する電子書籍出版をしていただければと思います。