書籍の執筆は、自己実現の第一歩となる

人生の目的のひとつは、自己実現です。
どうせ生きるなら、悔いの残らない生き方をしていきたいものです。

そして、人によっては、自己実現の方法が出版だったりもします。
何はともあれ、自分が望む人生の道を進むことがカッコいい生き方ですね。

「人から認められたい」、「人に褒められたい」という感情は、人間であればだれでも持っている感情です。(各言う私も、人に認めてもらったり、褒められたら超超嬉しくなっちゃいます。)

そして、“他人から認められたい”という欲求は、本を書く理由としては最もわかりやすい理由の1つです。趣味としての執筆であれば、これは十分な動機と言えます。

そして、人は、人から認められたいとか褒められたいといった動機から、行動を起こせるものです。

今回の記事では、その根本的な問題に対して、心理学的な側面から当たっていくことにします。

マズローの5段階欲求とは?

ご存知の方もいるかもしれませんが、『マズローの5段階欲求』というものがあります。
マズローの5段階欲求の説明はこちら

人間の欲求には5段階の順番が合って、人それぞれいまの自分の段階の欲求を満たすことを無意識に考えています。

たとえば、食べる物も住む家もないという人は、とりあえず、何よりも先に食べ物を求め、自分の安心して住むことができる場所を欲します。

今の時代、衣食住の欲求は満たされている社会

ただ、今の日本では、今日の食べるものが無くて、住む場所にも困っているという人はあまりいないと思います。

なので、今の日本人には、次の欲求が発生していると言えます。

その1つに、自己の承認欲求があります。

例えば、Facebookなどで自分の幸せな姿をUPしている人が多くいますが、これは、自己承認欲求を満たすためとも言えます。(これは決して悪いことではありません。)

欲求があるからこそ、人は行動ができます。

本の出版もこれと同じで、自分の承認欲求を満たしたいと思った結果、「俺も本を出版して、周りの人に褒められたい!」と思ったのかもしれません。

そして、この欲求が満たされたとき、人は満足感を感じることができます。

もちろん、本の売れ行きは気になるところですが、“出版した”という事実だけでも、かなりの満たされた気持ちを得られます。(実際に自分の本が出版された時の感動は、なんとも言えない充実感を味わうことができるのです。)

「いつか出版したい!」と考えている人は、この欲求を、自分のエネルギーとして活用し、ご自身の夢を叶えることも、人生をより充実したものにすることができる思います。

なので、是非、自分の中にある“人に認められたい”という欲求は大切にしてください。(みんな持っている欲求ですので、恥ずかしいことではありません。)

書籍の執筆と出版は、誰でもできることではない

最初にも言ったように、本を書くことは、人に認められたいという目的もあるかもしれません。

もちろん、本の出版は、人に認められただけで満足していたのでは不十分だということになります。本を読んでくれた読者があなたに感謝するような本を書いて、自分が理想とする本の執筆へとシフトアップしていくべきです。

ただ、1つ言えることは、本の執筆は誰でもできることではありません。大抵の人は、執筆をしてみようと思っても、なかなか実行に移せません。(原稿ができないから出版もできません。)

だから、もしあなたがすでに執筆の活動を始めているとしたら、あなたは他の人とは違うエネルギッシュで行動力がある人だと思います。

一番難しいのは、自己実現欲求を満たすこと

理想の自分を追い求めることを、自己実現欲求と呼んでいます。この欲求を満たしたいと思う人は、他の欲求がほぼ満たされている人だと、マズローは説いています。

もちろん、誰しも理想の自分を目指すのかというと、実はそうではありません。大抵の人は、ある程度欲求が満たされた時点で満足してしまい、次の段階に進もうとはしないのです。

「達成したいことや自分の夢はあるけど、まー、今のままでも普通に暮らしていけるし、いつかできればいいか。」と行動に移せません。

行動に移すには、やはり、欲求が必要です。
自分の欲求が、面倒臭い気持ちとか不安な気持ちよりも大きくなったときに、人は、ようやく行動に移せます。

これからの時代、仕事も上位の欲求を満たせるものを探す

もしあなたが新しい仕事に就くとしたら、どんな仕事に就きたいと思うでしょうか。楽でお金が稼げる仕事、というのも一つの判断基準です。※お金がなければ、食べていくことはできませんから。

しかし、食べていくためだけの仕事というのは、長続きしないことが多いです。

人間が働く上でモチベーションの源となるのは、実は、今の時代、お金や娯楽よりも、人に認められることや、人の役に立つこと、ひいては理想の自分に近づけることなのです。※それを説いたのが、『マズローの自己実現理論』です。

と、長々と子難しい話をしましたが、要約すると、「もし、何かを達成させたいと思ったら、まずは自分の欲求を見つめ直してみよう」ということです。

欲求が高まれば、行動に移せる可能性が高まります。
もし、あなたの書きたい理想の本があるなら、それを書く為に、出版した後の自分を想像してみてください。きっと行動のハードルが下がると思います。