The ジャーナリスト最前線 ‘91 USA ご購入はこちら ~これは映画でなく現実だ~
この回想録は、当時の未熟で無知な若いジャーナリストが経験した壮絶な体験記です。 書籍のご紹介動画


本の概要・紹介文

私は、約40年前、ある大物ロック歌手の地元でのコンサート開催を夢見てローカルメディアに入社しました。しかし、現実は甘くなく、想定外の報道部門に配属されました。そこでは、毎日先輩記者らの厳しい指導を受け、挫折寸前でした。しかし、ふとジャーナリズムの本質はなんだろうと思い始め、「知的好奇心」に突き動かされ本場アメリカでの研修を望みました。そして、何度も海外留学試験に挑戦しましたが、ことごとく失敗。ほぼ諦めかけていたところで思わぬチャンスに恵まれ1991年、アメリカでの海外特派員研修に参加できました。
この回想録は、当時の未熟で無知な若いジャーナリストが経験した壮絶な体験記です。
自由の国、ジャーナリズムの本場アメリカを訪れ、私がそこで見て、感じて、震えた、「映画ではない現実」の数々を紹介したいと思います。
治安が良く、いい意味で平和・協調主義の日本では想像できない命がけの体験が数々ありました。
誰にも頼れない本当に「素の自分」の感性、能力が試された研修だったと思います。襲撃事件の後、現地のスタッフに言われたのは「良かったね、生きてて。普通なら死んじゃってるよ」の一言でした。
本編では、フロリダ州マイアミでの道に迷い地図を広げホテルへの道を聞こうとしただけで始まった大パニックと威嚇射撃、安全になったはずのニューヨーク中心部
ハーレムで起きた全く思いがけない襲撃事件、ボストン沖のホエールウォッチング取材で遭遇した大嵐とその帰路の高速道路で起きた信じられないハプニング、イタリアン・マフィア村で見た驚きの施設、さらにカナダ・バンクーバー航空ショーでは頭から地上が降りてくるアクロバット飛行体験などなど普通では体験できない言わば運命に翻弄された日々でした!
アメリカのリアルなダイナミズムに直面し、楽しい事、怖い事も多々ありましたが、その後の私の人生を左右する大きな教訓を学ぶことができたと思っています。
そして、今こうした体験を踏まえ、100年に一度の大変革・激動期に生きる若い世代に知って欲しい事があります!
それは、「観察力」(細かく観察して、細かな物事によく気付く事)「洞察力」(物事の性質や原因を見極めたり推察したりするスキルや能力の事)、「判断力」
(知性・感情・意志などが具体的な状況に正しく対応する力)と「行動力」を鍛え、「これからの人生を自分らしく創造してください!」という事です。
拙文ではありますが、アメリカ各地を駆け巡った私の懸命な取材、視察体験をご賢察いただければ幸いです。
最後にニューヨークのスタッフから教えられた素敵な言葉を贈ります!
「K.I.T.」(keep in touch!)
~いつまでも元気に連絡取り合いましょうね!~
 私は貴方(読者の皆さん)とK.I.T.

アド勉ちゃん!P

書籍冒頭のご紹介

■ 初めに ■

国内がバブル景気に沸く少し前の1980年頃、私はあるローカルメディアに入社。

なぜって?? 志望動機はいたって単純。

矢沢永吉が人気絶頂期であった当時、お調子者の私は自分の手で矢沢のコンサートを主催してみたい!と思ったからです。

地方ではこうした流行りの大物歌手のコンサートはなかなか開催されなかったので、テレビ局ならできると思っていました。

しかし、入社後の配属は、あまり興味がなかった報道部でした。

報道部では、先輩記者の指示のもと市内を走り回り、デスク(編集長)に向き合いました。

私の文章力の拙さもあって「原稿が下手だ。書き直し」と言われ、原稿がビリビリと破られて、理不尽に否定され続ける日々は、まるで映画のワンシーンのようでした。

そのうえ、2日に一度は、“反省会”と称した一升瓶と乾き物だけの飲み会では、上司や先輩記者から罵倒される日々を過ごしていました。

当時、報道部は「表現が違う、裏取りが弱い、(アナウンサーに)時間取りを早くしろ」など「ワーワー、ギャーギャー」と本当にうるさくケダモノの集まりのようだったので、他部署からは「動物園」と揶揄されていました。

私は毎日、「いつ辞めるか」や「辞表の書き方」に悩んでいました。

不幸中の幸いだったのは記者クラブ制度があり、他社の新人記者と仲良くなれて、お互い励まし合う土壌があったことです。

報道の世界では、日々の色々な出来事の表面的な事象を追い、その背景を読み解いていかないといけません。

表現は難しいですが、新人記者が最初に受け持つ警察(サツ)回りは「社会の掃き溜めの最後の解決場」(いわゆる社会のごみ捨て場)と言われていました。

例えば、「妬み」「嫉み」「嫉妬」の傷害事件、不倫・三角関係のドロドロスキャンダル、不良債権取り立てに絡む暴力団同士の抗争、自殺の水死体、住宅全焼後の謎の焼死体、不可解な祈祷師殺人事件、さらに贈収賄事件など。

このため365日24時間臨戦態勢で事件に備えました。

地方メディアでしたが、こうした経験で社会の裏側を垣間見ることができたのです。

そして、人一倍の「知的好奇心」と「天邪鬼(あまのじゃく)」な性格から、「反権力」「反体制」的なメディアの仕事には魅力を感じ始めていました。 

実際、国内をはじめ世界中のどこでも権力(同じ政権)が長期化すると必ず腐敗します。

国内でも「権腐10年」と昔から言われています。

この点、大統領任期を2期8年と制約しているアメリカは流石だなと思います。

諸外国でもそうした制約はあったはずですが、最近では歴史的教訓から禁止してきた中国でも終身制が導入され、またロシアも超長期政権が可能になりそうです。

そして、ふと「メディアの力とは何なのか?」「実際に私の仕事が社会にどう貢献しているのか?」と、徐々に心の中で疑問が生まれ、大きくなっていったのです。

こうした中、当時注目を集めていたのが「ウォーターゲート事件」でした。

この事件は、アメリカの大手新聞の二人の記者が書いた記事が当時のニクソン大統領を辞職に追い込んだ事案です。

事件当時、私の経験・思考では考えられない事象でした。

国内ではこうしたメディアの力で総理大臣を辞職に追い込むことは不可能なことだと思っていました。

まあ、田中角栄事件は別の次元の問題です。

当時の私は、アメリカジャーナリズムの実態のコアな部分を知りたくて、どうしてもアメリカに行きたかった気がします。

それまで、何年にも渡って何度となくジャーナリストの海外研修制度の試験に挑戦しては、ことごとく失敗していました。

それが、ある時チャンスが巡ってきたのです 。

 

 

目次
  1. ■ 初めに ■
  2. 【1】マイアミ:恐怖の瞬間と奇跡のカムバック!
  3. 【2】ニューヨーク:安全の裏と表「普通なら死んじゃってるよ!」
  4. 【3】ボストン:ホエールウォッチングと高速道路で逆さまのカメ!?
  5. 【4】謎の迷宮「マフィア村」:中心部にある驚きの施設とは?
  6. 【5】ニューヨーク:高層マンションのリアル「マンハッタンの魅力」
  7. 【6】ソルトレイクシティ:銃撃事件「すぐ傍にある危険」
  8. 【7】カナダ:国際航空ショーとアクロバット飛行の体験談
  9. 【8】ベルリン:体験談!不思議と未来への畏怖
  10. 【9】ドイツ人H君の深い話
  11. 【10】番外編 ~知人が語ったアメリカCIAの真実~
  12. 【11】コロンビア大学:学生から聞いた「恐怖のリポートの実態」
  13. 【12】ジャーナリズムの本質を問う驚愕のスクープとは?
  14. 【13】ニューヨーク:五番街を襲う摩天楼の落雷!
  15. 【14】ニューヨーク:グルメと私の「万能薬」
  16. 【15】ニューヨーク:美人OLの究極選択「お金じゃないの!私は私」
  17. 【16】ハワイ:常夏の楽園に潜む悲劇?おばちゃんの最後の願い
  18. 【17】ニューヨークWTCに旅客機激突!「国際テロ事件と私」
  19. 【18】バリ島:「インドネシア繁華街でのテロ事件と私」
  20. ■ 終わりに ■
著者紹介
アド勉ちゃん!P

著者 アド勉ちゃん!P (PN)
1956年生まれ
大学卒業後、 ローカル局に入社。
報道部に所属し、警察、県政、市政、経済部等担当。
この間にアメリカ、ニューヨークで海外特派員研修に参加。
一時NYコロンビア大学で学ぶ。
その後、制作部に所属し 全国ネット、エリアネット、ローカル情報番組を担当。
海外研修を踏まえ「国内のデジタル化の進展」に関連する情報系特番を制作。
また、有名タレントが出演したエンタメ系大型特番も多数制作。
その他 女子プロゴルフ中継やJリーグ中継等スポーツ番組も担当。
受賞歴多数。
在職中、取材やプライベートで海外は欧州、北南米、東南アジアの20カ国以上、
国内は青森県以外の46都道府県を訪問。

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