モノづくり技術屋の挑戦 ご購入はこちら 笛を吹いて踊りたい
笛を吹いて踊りたい 本の概要・紹介文

転職、出向辞令。
組織の中に身を置けば、一度は考え、一度は身に降りかかる言葉だろう!
毎日キラキラして笑いながら送れるほど世の中は甘くないし、思うようにならないのが常だ。
しかし、凹むことはない。
「どんな人生を送りたいか?」を真剣に考えて覚悟を決めよう。
本書は、モノづくりのフィールドに身を置いた技術屋の転職、出向体験を事実に基づいて、やさしく、かつ臨場感あふれる示唆に富んだ話としてまとめている。
一貫して流れている構成エッセンスは二つ、「何もしなければ期待は裏切られる」、「必死さ(本気)は能力をカバーする」。

はじめに

「どんな人生を送ろうか?」 

社会人になって三年が経ったあるとき、魔が差したように、リスクに挑戦する人生について考え始めた。自慢できるのは親からもらった健康な身体と物怖じしない性格、それに旺盛な好奇心くらいしかない。並以下の資産だが、最大限にこれを活かすにはどうすればいいのだろう? 

 散々悩んだ末に選んだ道は、「笛を吹いて楽しく踊る」というものになった。音色のいい笛(技術、知識、感性)をつくり、楽しく吹いて皆と踊ってみたい。

 本書は自動車産業界の最前線で、こんな気持ちで四〇年間働いてきた体験をまとめた一冊である。

 本田技研工業(以下、ホンダ)での入社体験からスタートし、GM(アメリカ)、ヤマハ発動機(ブラジル、アメリカ、及び国内子会社)、イナジー・オートモーティブ社(フランス)、旭テック(アメリカファンド傘下)と業界を代表するグローバル企業でのミッションの遂行とトラブル対策に奔走する姿を物語風に語ることにした。一貫して流れている構成エッセンスは二つ、「何もしなければ期待は裏切られる」「必死さ(本気)は能力をカバーする」。

 特に第1部では、異文化(アメリカ、ブラジル)の理解と感性を磨く貴重な体験を紹介し、第2部は、コツコツつくった笛を懸命に吹いてマネージメント、すなわち経営の舞台で踊る様子を綴っている。

勇気をふるって飛び込んだ世界で必死に泳いだが、溺れ死んでもおかしくはなかった。しかし、世の中捨てたものではない。もがいていると、励ましてくれる人がいる。そして一歩先を照らしてくれる言葉に出合う。

 ・「リスクに挑戦し知恵を出せ」(第1章)

 ・「ドアは閉まっているかもしれないが、まだカギはかかっていない」(第2章)

 ・「泣かない赤ちゃんはおっぱいをもらえない!」(第4章)

 ・「額だけじゃなく、頭の中にも汗をかけ」(第5章)

 ・「飛ばない飛行機をつくろうとしている」(第6章)

 ・「Win―Winの関係」(第7章)

 ・「変化を恐れず、現状を打破しよう」(第8章)

 

これからどんな分野で仕事をしようか? どんな人生をおくろうか? そう考えている学生の諸君には、本書を通じて挑戦に値する生き方や、グローバルに仕事をする感覚を感じてもらえれば嬉しい。またすでに実社会で働き、特にモノづくりのフィールドで悩んでいる諸氏には、私の体験から、いつかご自身で担うマネージメントに役立つ原点を見つけていただけると期待している。

本書はノンフィクションであり、ごく一部のフレーズを除いて引用、参考文献はない。

目次
  1. 第1部 身を捨ててこそ
    1. 第1章 おやじ(本田宗一郎社長)のカミナリ
    2. 第2章 アメリカへ、217社目のGM
    3. 第3章 使  命
    4. 第4章 ブラジル、覚悟の仕方
  2. 第2部 笛を吹いて踊る
    1. 第5章 子会社で生き抜く知恵
    2. 第6章 アメリカで大切なこと
    3. 第7章 フレンチ・テイスト
    4. 第8章 ハゲ鷹ファンドの言い分
  3. おわりに
著者紹介

中村 晃(なかむら あきら)

1945年 静岡県生まれ。1967年武蔵工業大学機械工学科卒業。
同年4月 本田技研工業株式会社に入社。
1971年アメリカ オハイオ州Antioch大学の「インターナショナル・ビジネスマン研修プログラム」に招かれ、不況の中で就職に苦労するが、217社目の面接でGMに採用される。
1973年帰国、ヤマハ発動機株式会社に入社。ブラジル、アメリカ、及び国内子会社へ出向し経営再建、事業拡大を果たし、2001年に退職。
同年、イナジー・オートモーティブ・システムズ社(フランス企業)日本法人(代表取締役社長)へ転職。経営を再建し北九州市、タイに新工場を設立。
2005年 旭テック(株)へ転職、取締役兼代表執行役社長&CEOとしてファンド傘下で経営を再建し2007年3月退任。
現在は静岡県掛川市に在住。

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