アメリカでシングルマザーとして ご購入はこちら ひたむきな子育ての知恵たち
アメリカで一人、シングルマザー、ビジネスウーマンとして働きながら、息子を権威あるニューヨーク教育界において、最優秀教師受賞者に育て上げた経験からの知恵たちを、親友の娘の新米ママに語りかけるように書いた本

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本の概要・紹介文

子育てとは次の世代を育て上げるために、躾、教育、マナー、文化、知恵らを授けるための国家プロジェクトにも匹敵する未来を築く重要な事です。

神様からお預かりした大切な命と18年間、同じ釜の飯を食べ、喜怒哀楽を共にして 暮らし、親も子供も力強く人間として成長する大切な時期なのです。

アメリカで一人、シングルマザー、そしてビジネスウーマンとして働きながら、息子を権威あるニューヨーク教育界において、最優秀教師受賞者に育て上げた経験からの知恵たちを、親友の娘の新米ママに語りかけるように書いた本です。

博多で昭和の時代をたっぷりと味わいながら育ち、日本における文化、伝統、教育、習慣、常識、独特の考えかた等は、わが身の血肉と して理解した上で、1980年代からのアメリカで葛藤し、迷いながらも2カ国のバランスを充分に採りながら培った子育ての知恵たちは、現在、奮闘されているご両親に何らかのお役に立つのではと考えます。

『IQの高い子の育て方』『東大合格』とか知的な才能のみに長じた子供ではなく、親も子も心が常に平穏で、笑顔で暮らせて、もちろん、時々の感情による口論や親子喧嘩はあるとしても、基本的に家族の間に心からの愛情、尊敬、感謝の気持ちが溢れた家庭にするための知恵たちです。

子供たちの中の一人でも育て方を誤まり、問題を頻繁に起こす子が家族の中に存在するようになると、その家庭は突然、 心が荒んだ肉親たちの修羅場となります。

日常の家庭生活の中での家族同士の[笑顔のため]の決め事、お約束、習慣の継続が思いやりのある、他の人の痛みが感じられる、精神的にバランスの取れた人間に成長できると考えるのです。

子供が親の家から巣立っていった後、何の憂いも心配ごともなく、心豊かに、残りの年月を暮らせて行けるのが、親としての最大の『人生のご褒美』なのだと、息子と共に生きた30数年を振り返って、心の底から思えるのです。

書籍冒頭のご紹介

前書き

子供が健康で元気にスクスクと育って欲しい。将来は好きな仕事を見つけて社会に貢献できる人間になって欲しい。素敵な人と結婚をして幸福な家庭を築いて欲しい。

世界中の親が、我が子を初めて胸に抱いた時に望む事だと思います。

現実として、子育ての18年間の親の悩み、心配, 頭痛の種は尽きないのがアメリカでも日本でも同じ現状です。イジメのニュースは悲しいほど長く、止めが効かず報道され続けます。

毎日一緒に暮らす両親が、子供の精神的変化に気がついてやれる簡単な方法を生活の中に取り入れるべきです。

駐在員の友人の娘として11歳でロサンジェルスに来て、7年間暮らした後、帰国子女として日本へ帰って行った女性がいます。数年後、その女性が結婚して男の子を授かりました。

その男の子の祖母になった、私の友人が息子を名指して「この孫は将来は竜馬君のように育って欲しい」と、メールをくれたのがきっかけで、この女性に語りかけるように書きだした子育ての知恵たちです。レストランビジネスのオーナーとして働きながら、息子を一人で育てた体験をふまえて、大学入学、又は社会にでる18歳までの期間に起こりうる多くの問題に対して、子育てに奮闘している親にとっては、役に立つと思う対処方法を書いています。

5歳まで英語しか話せなかった息子は、6歳の時の2ヶ月間のある体験の後に日本語をぺらぺらと話し出しました。2週間ほどは英語を話すのを忘れてしまった程です。

出迎えた母親は『息子が変身した』としか感じられないような驚きでした。

大人の常識では考えられない脳の柔軟さを幼児は持っているのです。但し、親が6歳の我が子と2ヶ月間離れて暮らす勇気があるかどうかが問題として残りますが。

30~40歳代は人生で一番エネルギッシュに働ける時期です。毎日の忙しさに疲れ果て、愛する子供にイライラして八つ当たりをしてしまう。そういう自分に情けなさを感じ、子育てに自信を持てずに過ごしておられる方々も多いと思います。

子育ては、次の世代を育てあげるために、躾け、教育、マナー、文化、知恵を授けるという、国家プロジェクトにも匹敵する『未来を築くための重要なこと』です。

神様からお預かりした大切な命と18年間、同じ釜の飯を食べ、喜怒哀楽を共にして暮らし、親も子供も力強く人間として成長する大切な時期なのです。

子供たちの中の一人でも育て方を誤まり、問題を頻繁に起こすティーンエージャー(13歳~19歳を指す)が家族の中に存在するようになると、その家庭は突然、心が荒んだ肉親たちの修羅場となります。両親がいくらお金を稼いでも、その子供が心を入れ替えて更生しない限り、親に安泰した老後などを決して訪れないのです。

この原稿の[あとがき]に詳しく書きましたが、私は現実として、そういう家族の現状を身近に見て育ちました。

近年のニュースで、ある有名女優の次男の方がドラッグ使用で4度目の逮捕という事件がありました。18歳だった彼の最初の逮捕から20年もの長い年月を費やしても、親は苦しみから解放されないのです。

この女優の方はもう70歳代後半です。子育ての失敗の代償はなんと惨めで、悲しく強烈な痛みを伴い、年老いた親に対して牙を剝いた鬼顔で「これでもか」と要求してくるのでしょう。

なぜか私には、この次男の方の5~6歳のころの「ママ~、行かないで~」と泣きながら母親を後追いしている姿が浮かびます。その後、膝小僧を抱えて泣いてる姿を想像します。

きっと繊細で、気の弱い、寂しがりやのお子さんだったのかもしれません。

ママから「愛してるよ」としっかり抱いてもらいたかったのでしょうか。彼が物心ついた年頃になると、家庭の中には『放任主義と現金』が溢れている事に気がつきます。

彼が中学生か高校生の時に、学校で「もし地震になったら何を一番に持ち出しますか」という質問に対して、「ペットの犬と親の金」と真顔で答えたという記事を読んだことがあります。

18歳で最初に逮捕されたときに、彼の弁護士として同席した方が「先ず、非常に驚いたのが、この次男の方の母親に対する横柄な言葉遣いだった」という事を述べています。

天下の大女優も家庭内では息子に、冷たく顎でこき使われるような生活に耐えていたのです。

子供の親への恨み、復讐の始まりです。

そう言えば、我が家でも、兄は成長したのちも、先ずは母親に対して駄々をこねる。

それでも現金が出ないと泣きを入れる。そして最後はヤクザみたいな横柄な言葉使いの『脅し文句』を入れて、希望の金額の現金をポケットにねじ込んでいた事を思い出しました。

「同じなんだ、この手の子供たちが成長した後の親へのリアクションは」と悲しく納得しました。

ロサンジェルス産まれの息子は大学卒業後、憧れの人気企業NBA、全米プロバスケットボール協会の本社の国際テレビ部門に就職しましたが、ボスたちのコマーシャル争奪戦の醜さや、セレブ風な態度に馴染めず、「自分が40歳になった時、あんな風な人間にはなりたくない。

男の一生を掛ける仕事ではない」として志を変え、働きながら大学院に通い、英語を話せない移民の学生を助けるためにESL(English AS Second Language)の教師の資格を得て卒業しました。彼と共に暮らした18年間は母親の私にとっても、自分の命よりも深く守りたい愛、人生における最大の喜びと意義を学べた貴重な時間だったと感謝してます。

この子育て論の大切な意図は「IQの高い子供の育て方」などのスペシャルの子供を育てるのではなく、親も子も心が常に平穏で、笑顔で暮らせて、家族のあいだに尊敬と感謝の気持ちが満ちあふれた家庭にするための“ひたむきな子育ての知恵たち”なのです。

家族が、時々の親子喧嘩はあったとしても、基本的には満面の笑顔で生活するための決め事、お約束、習慣の継続が、思いやりのある、人の痛みが感じられる、感謝の心で満たされた人間を形成出来ると信じて、あなたのお役に立てばと思います。

 

目次
  1. 前書き
  2. 序章
  3. ① Brand-New baby (新生児)のお世話は、お一人でど~ぞ
    1. 日本の母からのキツ~イ一言
  4. ② 三つ子の魂、百まで
    1. 未だ小さいからと言って甘やかさない
  5. ③ アメリカでは[かぎっ子」という言葉はありえない
    1. アメリカのベビーシッター事情
  6. ④ 基本的に親の人間としての生きる姿を見せつければ良い
    1. 子どもは親の背中を見て育つ
  7. ⑤ 毎日の基本の挨拶は大きな声でいう習慣をつけさせる
    1. とくに「行って来ます」「ただいま」は大切なバロメーター
  8. ⑥ 親と会話が出来るようになったら、生活のしくみを教える
    1. 親に対して感謝する気持ちを常に持たせる
  9. ⑦ 自分の家庭環境に対しての不平は絶対に言わせない
    1. 自分の人生で何かを学ぶために、子供はこの親を選んで来た事を教える
  10. ⑧ 空の上の誰かに常に見つめられている事を信じさせる
    1. 神の存在、宗教の大切さ
  11. ⑨ 6歳からのバイリンガル修業への一人旅
    1. 夏休みの2ヶ月間はその国の言葉だけで過ごす習慣
  12. ⑩ バイリンガルとしてのスタート Part2
    1. 失敗談と日本での体験入学
  13. ⑪ 5歳までに何か夢中になれるスポーツ、習い事を見つけてやる
    1. 余分のエネルギーは健康的な道に使わせる
  14. ⑫ 玩具やゲームなどを買ってもらえるのは年に2回だけがお約束
    1. 常に「アレ買って、コレ買ってはありえない」
  15. ⑬ 子供部屋の鍵と子供の𠮟り方
    1. 親のおかげで暮らしている間は子供の空間プライバシーは無し!
  16. ⑭ 公衆の場所でのマナー、道徳は厳しく躾ける
    1. 幼い頃からジェントルマン、レディのマナーをつけさせる。
  17. ⑮ 年頃になったらプレイボーイマガジンは堂々と見せる
    1. 自然の成長として認め、親に隠れてのコソコソした行動はさせない
  18. ⑯ 15歳になったら短い時間でもアルバイトの経験をさせる
    1. 最低賃金を稼ぐ事の大変さ、社会と繋がる仕事を体験せる
  19. ⑰ 責任を持たされた仕事から逃げ出したら体罰あり?
    1. 小さい責任でも約束した事は守らなくてはいけない
  20. ⑱ ドラッグ、マリファナに手をつけたら
    1. 最悪の時は少年拘置所に送り出す覚悟を持つ
  21. ⑲ 家族としての共通の話題、趣味を持つ
    1. 親子での会話を大切にする習慣
  22. ⑳ 学校での問題はすぐさま自分が動く
    1. すべて学校まかせにしてはいけない
  23. ㉑ 基本的には親と一緒に住むのは18歳まで
    1. 社会へ送りだすための躾けと子育ての完了
  24. ㉒ 余話として
    1. 日本の占い師と風水
  25. あとがき
著者紹介
Keiko Tanaka

福岡市出身 福岡女学院短期大学 英語科卒
大学卒業後、結婚。福岡市内に2店のレストランをオープンして成功させ、年2回、夫と共にバケーションで欧米を旅する。20歳代後半、単身渡米してアメリカでのレストランビジネスを学ぶ。ロサンジェルスでの永住を決意し、離婚。
翌年、男児出産、シングルマザーとなる。ロサンジェルス郊外に日本食レストランをオープンし、以後20数年に渡り、人気店として経営を維持する。
忙しいビジネスオーナーとして、シングルマザーとして、息子を将来は社会に貢献出来る人間に育てるための子育てに悩み、葛藤しながらも、自分の成長した家庭 での兄弟の不祥事の体験を踏まえ、又、多くの白人の常連客の各々の家族のスタイル を観察、思考しながら、独自の揺るがない子育て方を確立する。
2010年、ビジネス拠点をニューヨークに移す。
息子は2018年度 ニューヨーク教育界の最高峰の権威ある賞「Big Apple Excellence Teacher Award Winner」最優秀賞を教師数7万5千人の中から選ばれて受賞。

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この書籍のレビュー

 子育ての反省を孫に、、、、、 子育て中のママ必見!! 勇気をもらえた! 「ひたむき」って素晴らしい! 異文化の特例ではなく 子育ての喜びにあふれた一冊 誇り高く生きるということ 感想9 感想10 感想11 感想11


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