グローバル人材に必要なヘルスリテラシー ご購入はこちら 今注目のベトナムを事例に学ぶ
100人に1人以上の日本人が海外に住む現在、もはや海外勤務は特別な事ではありません。 書籍のご紹介動画


本の概要・紹介文

100人に1人以上の日本人が海外に住む現在、もはや海外勤務は特別な事ではありません。
この本に興味をもったあなたにも、いつ海外で働く機会が訪れるかもしれません。
医師である著者が、シンガポールや中国、ベトナムなどで働く日本人ビジネスマンの診療に長年たずさわった経験から、
グローバル人材が知っておくべき、海外の医療や安全に関する情報の入手方法や活用方法、
そして渡航先で気をつけるべき病気や健康問題と、その対応方法などをこの一冊にまとめました。

書籍冒頭のご紹介

はじめに

この本を手にとったあなたは、海外赴任を控えたビジネスマンでしょうか?それとも駐在員を送り出す準備をしている、海外人事担当者や企業の経営者の方でしょうか?もしかすると将来海外で活躍することを夢見る学生や、新入社員の方かもしれません。海外でビジネスを成功させたり、思い描いたキャリアをかなえるために、健康でいることはとても重要です。そのために渡航する国の安全や医療などの情報の集めかた、海外での医療保険の使いかたや緊急時の対応について知っておくと、どこの国に行っても役立ちます。この能力をヘルスリテラシーといいます。

また海外労働者が健康を損なうのは、企業にとっても大きな損害です。海外出張者の労働災害を扱った松本労基署長事件や、海外労働者に対する企業の責任を明確にした、2015年の中央労働基準監督署長事件の判決などが明確に示したように、企業は労働者が海外でも安全で健康的に働けるように、安全配慮義務を負うことが求められます。企業の危機管理の観点からも、海外労働者の健康を守ることは、最重要課題の1つです。

かつては海外赴任者といえば大手企業に所属するビジネスマンか外交官がほとんどで、「出世コース」、「エリートコース」、「駐在が終わると家が建つ」などといわれました。しかし近年ではグローバリゼーションの推進により、海外で働くことは珍しいことではありません。現在海外進出が多い業種は製造業や卸売・小売業などです。進出先も以前は欧米などの先進国が中心でしたが、近年は中国やベトナムなどの、医療水準の低いアジアの国々が目立ちます。2018年時点での日本企業の進出先の70%はアジアで、今後ますますアジアの発展途上国への進出は増えるといわれています。同年の海外在留邦人数調査統計によると、海外で暮らす日本人は139万0,370人 で、100人に1人以上の日本人が海外に住んでいます。つまりこの本を読んでいるあなたが、いつ「グローバル人材」として海外赴任をすることになってもおかしくないということです。

この本ではパート I: 海外進出企業の、労働者に対する安全配慮義務について.と、パート II: 渡航や企業の海外進出の際に検討すべき、健康や医療に関するリスク.で、どこの発展途上国に行っても役に立つヘルスリテラシーをお伝えします。そしてパートⅢ: ベトナム進出の際に、考えるべき医療安全のリスク.では、近年注目されているアジアの発展途上国であるベトナムを題材として、パートⅠとⅡで紹介した知識の活用の仕方を説明します。

シンガポール、中国、ベトナム、タイに住む在留邦人に、総合診療医/産業医として関わってきた著者の経験が、これから海外で活躍する方や日本の企業の成功の一助になることを願い、拙著を上梓いたします。

目次
  1. パート I: 海外進出企業の、労働者に対する安全配慮義務について
    1. 海外労働者に必要なサポート
    2. 治安や安全への配慮
    3. 健康状態の確認、健康維持のサポート
    4. 渡航のための予防接種の実施
    5. 継続的な健康教育
    6. メンタルヘルスのケア
    7. 現地の医療機関との連携

  2. パート II: 渡航や企業の海外進出の際に検討すべき、健康や医療に関するリスク
    1. 第1章:渡航の前に
      1. 第 1 章 -1: 渡航に必要な準備
      2. 第 1 章 -2: 渡航先の環境や医療に関する情報を入手する
      3. 第 1 章 -3: 渡航前後の健康相談
        1. 第 1 章 -3-1: 渡航前の相談先を探す: かかりつけ医とトラベルクリニック
        2. 第 1 章 -3-2: 現地の相談先を探す
        3. 第 1 章 -3-3: 渡航者の年代・身体状況別の注意点
        4. 第 1 章 -3-4: 渡航前に相談しておくべき病気
      4. 第 1 章 -4: 渡航ワクチン・マラリア予防薬
        1. 第 1 章 -4-1: 渡航ワクチンとは
        2. 第 1 章 -4-2: さまざまな渡航ワクチン
        3. 第 1 章 -4-3: どのワクチンを接種すればいいのか?
        4. 第 1 章 -4-4: スケジュールの作成とワクチンの互換性
        5. 第 1 章 -4-5: マラリア対策
      5. 第 1 章 -5: 渡航先に持って行く薬の準備
    2. 第2章:渡航中の健康問題
      1. 第 2 章 -1: 海外在留邦人の死亡原因について
      2. 第 2 章 -2: 渡航先の医療事情や環境によるリスク
        1. 第 2 章 -2-1: 現地と日本の医療や安全に対する価値観の違い
        2. 第 2 章 -2-2: 渡航先でテロや犯罪に巻き込まれないようにする
        3. 第 2 章 -2-3: 渡航先の交通事情
        4. 第 2 章 -2-4 日光暴露(日焼けなど)・熱中症対策
        5. 第 2 章 -2-5: 環境汚染による健康問題
        6. 第 2 章 -2-6: 渡航先での飲食に関係する病気
      3. 第 2 章 -3: 航空機の搭乗に関するリスク
      4. 第 2 章 -4: 渡航先で気をつけるべき感染症
        1. 第2 章 -4-1: 飲食に伴う感染症
        2. 第 2 章 -4-2: 接触、飛沫、空気感染によってうつる病気
        3. 第 2 章 -4-3: 渡航先の昆虫や動物由来の感染症
        4. 第 2 章 -4-4: 血液や体液を介した感染症
        5. 第 2 章 -4-5 破傷風
      5. 第 2 章 -5: 渡航中の生活習慣やメンタルヘルス問題に関する病気
        1. 第 2 章 -5-1: 渡航中の生活習慣病の予防、管理
        2. 第 2 章 -5-2: 渡航中のメンタルヘルス関連疾患の予防、管理
    3. 第3章:現地の医療機関にかかる
      1. 第 3 章 -1: 医療機関選びについて
      2. 第 3 章 -2: 医療機関にかかるべき状態について
      3. 第 3 章 -3: 実際の受診
      4. 第 3 章 -4: 医療搬送について
      5. 第 3 章 -5: 医療費をどのように支払うか?
    4. 第4章: 海外での就労と労働許可証申請のための健康診断
    5. 第5章: 帰国後の体調不良について

  3. パートⅢ: ベトナム進出の際に、考えるべき医療安全のリスク
    1. 第1章: ベトナムで働くための準備
      1. 第 1 章 -1: ベトナムの安全・医療情報の集めかた
      2. 第 1 章 -2: ベトナムへの渡航に必要な薬
        1. 第 1 章 -2-1: ベトナムへの渡航に必要なワクチンやマラリア対策
        2. 第 1 章 -2-2: 持参薬について
      3. 第 1 章 -3: 労働許可証取得・更新のための、健康診断
    2. 第2章: ベトナムの気候・環境
      1. 第 2 章 -1: ベトナムのビジネス環境・職場環境
      2. 第 2 章 -2: ベトナムの邦人社会
      3. 第 2 章 -3: 日本人や外国人の形成するコミュニティ
    3. 第3章: ベトナムの医療事情
      1. 第 3 章 -1: ベトナムと日本の健康や安全に関するリスクの違い
      2. 第 3 章 -2: ベトナムの医療制度
      3. 第 3章 -3: ベトナム在留邦人の死因
      4. 第3 章 -4: ベトナムにおける外国人診療
        1. 第 3 章 -4-1: 公的保険診療を利用する
        2. 第 3 章 -4-2: ベトナムの外国人向けの医療機関
      5. 第3 章 -5: ベトナムで入手可能な医薬品と薬局
    4. 第4章: ベトナムで気をつけるべき健康問題
      1. 第 4 章 -1: 持病のある人のベトナムへの渡航について
      2. 第 4 章 -2: ベトナムの環境と健康リスク
      3. 第 4 章 -3: ベトナムの大気汚染
      4. 第 4 章 -4: 交通事故のリスク
      5. 第 4 章 -5: ベトナム滞在中の生活習慣病の予防
      6. 第 4 章 -6: ベトナムにいる在留邦人に特徴的なメンタルヘルス問題
      7. 第 4 章 -7: ベトナムでの飲食に関係する病気
      8. 第 4 章 -8: ベトナムで遭遇する感染症
        1. 第 4 章 -8-1: 接触感染、飛沫感染、空気感染によってうつる病気
        2. 第 4 章 -8-2: 飲食に伴う感染
        3. 第 4 章 -8-3: 寄生虫感染症
        4. 第 4 章 -8-4: ベトナムの動物や節足動物が媒介する感染症
        5. 第 4 章 -8-5: 血液や体液を介した感染症
        6. 第 4 章 -9: その他ベトナムで遭遇する疾病、トラブル

    5. おわりに
    6. 著者について
著者紹介

著者:中島 敏彦(なかじま としひこ)

病院総合診療認定医、産業医、泌尿器科専門医。
1977年生まれ。秋田大学医学部卒業後、千葉大学医学部附属病院、JCHO東京新宿メディカルセンター、静岡県立静岡がんセンターなどの日本の病院で10年間勤務。
2013年よりシンガポールのNippon Medical Careで総合診療、熱帯医学、渡航医学などを学ぶ。その後は北京、ハノイのInternational SOSで邦人患者の治療に携わり、2017年からはRaffles Medical GroupのInternational Departmentに所属するホーチミンクリニックで日本人総合診療医/Business Development Consultantとして勤務。
また日本とベトナムの架け橋となるべく、ベトナムにある日系商社Clover plus co.,ltdのアドバイザーとして、日本のヘルスケアビジネスがベトナムに進出するための支援なども行っている。

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この書籍のレビュー

これから海外に出る人にとっての素晴らしい医療情報  海外渡航する人、携わる人に。  とても実践的、海外赴任される人の必読書


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