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死に逝く者の想いと、残された者の想い 書籍のご紹介動画


本の概要・紹介文

本書は、私の一生分の想いを込めて書いた本です。

死に逝く者の想いと、残された者の想い、そして、人の想いは、決して死をもって終わるわけではないということを、テーマにしています。

私は、20代で夫と死別し、幼かった我が子達は、誰も父親の記憶が全くありません。

その後、数々の病気をし、難病にも罹患してしまいましたので、もし、私が命を落としたら、この子達は一体どうなるのかと、心が塞がる日々でした。

そこで、万一に備え、敢えて直接的な手紙ではなく、ファンタジーの中から父親を感じ取ってほしいと願い、少年が毎年、天国の父親から手紙をもらうというストーリーで、成長と共に知る、本当は父親からの手紙ではなかったという現実と、味わう悲しみや、葛藤、そして、母と子の愛もテーマとしています。

実話ではありませんが、私の一生分の想いを、精一杯込めて書きました。

色々なことが起こる世の中ですが、今日も生きているということ、代わり映えのしない平凡な日常が、本当はどれ程幸せなことか、そして、生死に関わらず、人の想いは伝えること、繋げることができるということを、少しでも感じていただければ、作者としては幸いに存じます。

書籍冒頭のご紹介

六月六日、今日は、僕の五歳の誕生日。

今年も、天国の父さんから手紙が届いた。


父さんは、僕が一歳の誕生日を迎える前に、病気で死んでしまった。たっくんちも、えりかちゃんちも、お父さんがいる。でも、僕の家には父さんはいない。

だから、幼稚園の父親参観日も、母さんが来るんだ。運動会の騎馬戦だって、みんなお父さんにおんぶしてもらうけれど、僕は母さんにおんぶされるから、みんなより背が低くて、すぐに赤白帽を取られてしまう。

《父さんさえいてくれれば、きっと負けたりしないのに》

だから、父さんは死んでしまったと分かっているけれど、

「父さんは、どうして運動会に来てくれないの?」と聞いた。

すると、母さんは、

「お父さんは、病気で亡くなってしまったから、今は天国にいるの」

「天国はとても遠いので、運動会には来られないのよ」と言った。


母さんは、よく父さんの話をしてくれる。

(父さんが優しかったこと)

(スポーツが好きだったこと)

そして、

(僕や母さんのために、夜遅くまで、一生懸命に仕事をしてくれていたこと)を話してくれた。

母さんはいつも、

「優は、お父さんに似て、賢くて良かったね」と言ってくれる。

僕は、母さんに悪いような気がして、

「でも、野球やサッカーが得意なところは、母さんに似たんだよね」と言った。すると、母さんはにっこり笑うんだ。僕は、そんな母さんの顔を見てほっとした。

それから、

(母さんは、今でも父さんが大好きなこと)

(僕が生まれて、父さんが凄く喜んでくれたこと)

(とっても短い間だったけれど、父さんが、いっぱい抱っこしてくれたこと)を話してくれた。


僕は毎年、誕生日に父さんから手紙をもらっている。

今日で、五通目の手紙だ。

母さんが、クッキーの入っていた綺麗な缶をくれたので、その中に、父さんの手紙を入れている。僕は、今年の父さんからの手紙を読んでみた。



ゆうへ


ゆう、5さいの、たんじょうび、おめでとう。

まいにち、げんきに、ようちえんに、かよって、えらいぞ!

ゆう、うんどうかいに、いけなくて、ごめんな。

とうさんは、てんごくでの、しごとが、とても、いそがしくて、いけないんだ。

ほんとうに、ごめんな。

とうさんは、いつも、てんごくから、ゆうと、かあさんを、みまもって、いるから、

ゆうも、がんばれ!

つよい、おとこに、なれよ!

ゆう、とうさんの、こどもに、なってくれて、ありがとう。


てんごくの、とうさんより

著者紹介

著者:雅 みやび

滋賀県在住
筆ペン遊び字教室主宰

20代で夫と死別後、難病が発症し、多くの方にお助けいただくというありがたい日々を過ごすうち、ある日突然、墨で字を書きたいという衝動に駆られ、感謝を込めた言葉などを筆ペンで書き始める。
              
師には就かず、心の赴くままに筆文字を書き、書く喜び、作品が完成したときの感動を一人でも多くの人に味わってほしいと願い、筆ペンで自由な字を書く教室をカルチャースクール等で開催している。

作品は考えて書くのではなく、ふと思い浮かぶものを書き留めるスタイルである。
又ある日、年齢も性別も国も関係なく、世界中の多くの人に共通するものは何かと考えたとき、恋愛もその一つではないかと思うと、幼い恋から成熟した愛まで、色々な恋愛の形の作品が思い浮かぶようになる。

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