アメリカで電子書籍に火をつけたのはKindle


通常、ITの分野はアメリカが日本よりも2年進んでいると言われています。

もちろん、電子書籍の分野もそれは同様で、アメリカの方が断然に進んでいます。ちなみに、アメリカの電子書籍ブールに火をつけたのはAmazonのKindleです。

Kindleは、今でもアメリカの電子書籍リーダーのトップです。

なぜ、アメリカでKindleがブームになったのかというと、Kindleのウィスパーネットという機能が市場に受けたと言われています。

ウィスパーネットとは、ユーザーが通信状態を意識することなく、ほぼワンクリックで、かつ通信料を無料で、Kindleに電子書籍がダウンロードできる仕組みです。

当時、この機能が画期的であり、Kindleが電子書籍のリーダーとして認められました。また、Amazonには、50万冊以上の電子書籍数が取り揃えられており、書店とは桁違いの品数でした。(日本でKindleストアが登場した時は、5万冊、2014年8月時点では、22万冊となっており、アメリカアマゾンとの取扱い点数の差は2倍以上あります。)

それに加え、Kindleの端末以外でもKindleアプリを利用して、iPad,iPhoneなどでも読めるようにしたことが、多くのユーザーに受け入れられました。また、アメリカのアマゾンでは、パソコンでも閲覧できます。(日本は、まだ未対応です。)このようなひとつのデバイスにこだわらないAmazonの戦略によって、アメリカでの電子書籍リーダーのトップとして君臨しました。

また、アメリカには、Kindle長者と呼ばれる方々も多くいらっしゃいます。無名の方が、Kindle本を出版して、多くのお金を稼いだのです。もちろん、書籍の内容が良いのは当たり前ですが、このようなチャンスが誰にでも訪れたのです。

Kindle長者とまでは行かなくても、Kindle出版でお小遣い稼ぎをしている方は、日本の中に多くいらっしゃいます。※参考:ついに、日本アマゾンで、電子コミックスが紙媒体の販売数を超えました!

2年以上進んでいるアメリカでの動きが、今、日本でも起こっているのです。

これからの時代は、個人の時代です。会社に頼らずに、自分でもお金を稼ぐ体験を積めるのも、Kindle出版のいいところです。アメリカに続いて、日本でもこのような収入源を確保する方が続出していくと思います。

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