ご存知の方も多いと思いますが、Kindle端末には、AndroidやiPhone、iPadなどのスマホやタブレットとシンクロ(同期)する機能があります。
これは、どういうことかと言うと、一度購入したKindle書籍は、別々の端末でも情報を共有できるということです。
たとえば、読みかけの本のしおり機能や、読書メモといった履歴機能も、Kindle本体やiPadなどの端末、Androidなどのスマートフォンと同期できます。あるいは、文章にハイライトを引いたり、書き込んでいたメモ書きした記録、ブックマークや変更したリーダーの設定内容を常にデバイスの間で同期することができるのです。
例えば、メモ書きの同期方法は次のような手順になります。
- Kindleにメモを書き込む
- 『ライブラリ』に戻ると、メモの記録がクラウド上に転送される
- 他の電子端末で開くと、メモ書きがダウンロードされ、そのまま反映される
※自分のメモした内容を後から見ることで、自分にとって大切だと思ったポイントや、興味があったことを思い出せるので、読書をするときに、メモをする方にとっては、非常に利用価値のある機能のひとつだと思います。ちなみに、人は、読んだり聞いたりする内容よりも、自分で言った内容や書いた方が記憶に定着させることができます。
このようなメモ書きも、別端末で同期してくれて情報を共通化してくれます。
読んでいた続きがそのまま別の端末にも反映される
また、自宅でキンドルを使って読書をして、朝と帰りの通勤時間では、スマートフォンを使って、読書の続きする。といったことも可能になります。つまり、ある端末で『最後に読んでいたページ』から、別端末でも読み続けることができるということです。
同期機能が無かったら、わざわざ最初のページからページをめくって、自分が読んでいたページを探さないといけなくなり、読んでいたページ数を覚えていなかったり、ページをめくる作業が面倒だったりするので、ちょっとした機能ですが、ユーザーの利便性をよく考えられて作られていると思います。
情報共有はワイヤレス
また、このような情報共有も、ワイヤレスでインターネット回線を介して自動的に共有してくれます。
同期機能のいいところは、端末に依存せずに、自分の本棚を持ち歩くことができることです。これまで、紙の書籍になれている方にとっては、一度使ったら止められない快適な読書体験になるかもしれません。
※最近では、Kindle Paper Whiteなどの読書専用端末ではなく、Kindle Fireなどの上位端末では、読書端末としてだけの利用ではなく、インターネットの閲覧などにもよく使われています。いまや、インターネットがつながれば、仕事もできるし、買い物もできる。そして、読書もできる。キンドルは、これからもどんどん進化していき、私たちを楽しませてくれると思います。本当に便利で快適で素晴らしい世の中になりましたね。