著者から見るKindleストアの特徴



Kindleストアは、世界一のオンラインストアのアマゾンが運営する電子書籍の書店です。

Kindleストアは、2012年10月にオープンし、当初から5万冊以上の日本語作品を販売していました。

※追記:2014年7月現在では、書籍の品ぞろえは、22万冊以上、コミックは7万冊以上となりました。また、電子書籍の売上も紙の書籍を超えるようになりました。

そして、Kindeストアで販売している電子書籍は、Kindleの専用端末はもちろん、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン、タブレットでも閲覧できます

アマゾンは、日本でも12年間以上書籍を販売してきました。そのため、書籍を購入してくれているユーザーを多く抱えています。たとえば、アマゾンで買い物をしたことがあるユーザーは、Kindleストアでもアカウントを作る必要がなく、簡単に電子書籍を購入することができます。

このように、他の電子書籍ストアと比較すると、書籍購入のハードルが低いことが、Kindleストアの特徴の一つと言えます。ビジネスの共通点として新規顧客を獲得することが一番苦労する点ですので。※アマゾンのKindleストアには、まだ一年程しか経っていませんが、非常に多くの利用者がいます。

2012年時点で4,800万人以上のユーザーを抱える巨大ネットストアとなっています。

あなたが読みたいと思う本を薦めてくれるリコメンド機能

また、Kindleストアには、読みたい本をアマゾンが教えてくれるリコメンド機能というものもあります。

これは、以前検索したことがある本や、購入した本のデータをもとに、アマゾンが興味がありそうな本を教えてくれる機能です。

読者は、何を読めばいいのかわからなかったり、何気なく見たおすすめ本にも興味を持って購入することが多くあります。そのとき、過去に同じ本を購入した人が、他にどんな本を購入したのかが、一目でわかると、ユーザーの購買心をくすぐることができます。(なぜなら、自分と趣味趣向が同じ人が、他にどんな本が読んだかは、とても参考になる情報だからです。)

そして、もし気になったら、Kindle書籍の場合は、その場ですぐに購入することができます。実は、このようなおすすめ機能をひとつとっても、非常に考えられている仕組みなのです。

紙本との比較によって購買意欲が上げられる仕組み

Kindleストアで書籍を購入したことがある人は、わかると思いますが、Kindleストアでは、電子書籍の価格だけでなく、紙の書籍の価格も表示されています。

同じ作品がどれだけ安く購入できるのかも一目でわかります。

この機能により、すでに紙の書籍を出版したことがある方は、新たにKindle書籍を出版することにより、Kindle出版だけをしている著者や紙の本しか出していない著者よりも目立つことができます。

電子書籍を出版する方は、アマゾンの機能をできるだけ多く活用すると、ある意味、無料で販売促進ができます。※また、電子出版をされた著者の方は、このような機会創出についても考えることが非常に重要になってきます。

Kindleストアでは、定期的にキャンペーンなども開催しており、ユーザーを飽きさせない工夫がさまざまなところで行われております。また、Kindle書籍を出版された方も、自分で無料キャンペーンが行えたりします。KDPセレクトにて無料キャンペーンを実施する

Kindle書籍を出版された方は、このような裏の仕組みもしっかりと理解して、ご自身の書籍を如何に販売できるかも考えていきましょう。