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電子書籍を出版したいと思ったときに読むブログ

文章を書くのが苦手でも大丈夫!写真集や画集、絵本を出版する

      2019/01/31

出版というと、しっかりとした原稿を用意して、“本を書く”イメージがあると思います。
ただ、電子出版の場合は、文字を一言も書かなくてもできます。
そうです。写真や画像をメインにするのです。

猫の写真

「電子書籍を出版してみたいけど、自分は文章を書くのが苦手」

と言う方も中にはいらっしゃいます。

そのような場合、おすすめな出版方法は、“写真集や画集、漫画の出版”です。

例えば、あなたがペットとして犬や猫を飼っているのであれば、そのペットの写真集を出版するということも可能です。仮に、あなたがこれまでデジカメで何十枚も写真を撮ってきたのであれば、その写真をまとめて写真集として出版することがすぐにできます。

もちろん、これから写真を新規に撮っていくことでも問題ありません。そちらの方が、写真を撮るモチベーションが上がるかもしれません。ただ単にかわいい写真を撮るのではなく、人に見て、共感してもらう写真を撮ることに集中できるかもしれません。

もちろん、ペットは動物ですので、いい写真を撮るにはシャッターをたくさん切る必要があります。その中から、あなたが気に入ったものを選んで、まとめて電子写真集として出版することも1つの楽しみになると思います。

電子書籍の出版と言っても、何も、かならず文章を書く必要があるのかというと、そうではありません。

今回、ご紹介したような、デジカメやスマホのカメラを利用して、写真集の出版という手もあります。

是非、あなたの作品を世の中に残す楽しみをご経験いただければと思います。

電子出版する写真集のテーマはさまざまなものがある

カメラを持つ女性

また、写真集の切り口はいろいろなものがあるので、そのご紹介をさせていただきます。

ありきたりな写真集だと興味をそそらないかも

ペットの写真集は、ある意味ほとんどの方が考え付くことであり、出版しても他のペットの写真集に埋もれてしまう可能性があります。Kindle書籍は、手軽に出版できることが売りですので、KDPで写真集を出すのであれば、いろいろなテーマで試しに出版してみるのも面白いと思います。

実際に、私は『沖縄の海』という写真集を出版しております。この写真集は、私が初めてスキューバーダイビングをした時に撮った写真をまとめたものです。

沖縄の海

また、クライアント様の中には、ご自身で書かれた絵本を出版されたケースもあります。

空をとびたい犬

このように、電子書籍同様、電子写真集も、切り口をいろいろと考えることで、さまざまな写真集を出版することができます。

その他にも、

  • 海外旅行に行ってきた思い出の写真
  • 世界遺産めぐりをしてきた風景の写真
  • 電車が好きで、さまざまな電車を集めた写真
  • 全国の公園を集めた写真
  • 自分がこれまで集めてきたサングラスのコレクション集
  • 自分の愛車を風景と織り交ぜて撮ってきた写真
  • 都会のさまざまな場所で撮影した夜景を集めた写真

など、ざっと考えるだけでも結構候補が挙がってきます。

ポイントは、『この写真集は、あまり見たことが無いけど、あったら見てみたい。』と思っていただけるようなニッチなテーマを選ぶと、電子書籍の販売数も定常的に売れ続けてくれます。

また、ニッチでマニアックなテーマ程、それを好む人は、その人達でつながっていますので、インターネットという道具を使って連鎖的に販売数が伸びることがあります。大前提としては、他人に迷惑をかけたり、不快にさせないものであれば、テーマはあなた次第でいろいろとあります。また、写真に補足情報(キャプション)を付けることで、その写真がどのような背景や状況のものかを伝えることもできます。

最後に注意点としては、写真集の出版は非常に簡単ですが、キャラクターのフィギアなどの著作権があるものを写真集として出版するには、問題となる可能性がありますので、心に留めておく必要があります。ただ、その他の場合、自分のアイデア次第で、面白い作品が作れると思いますので、ぜひ、一度チャンレンジしてみてください。

スキルがある方はもう少し工夫を

写真をまとめて写真集として出版することもできますが、もう少しパソコンスキルがある方は、PhotoShopなどの画像加工ソフトを使って、トリミングや色の補正などをして、よりよい写真を作ることができれば、読者の満足度も上がります。

もし、デジタル一眼レフカメラなどを持っていない。という場合でも、最近では、携帯やスマートフォンのカメラは性能が普通のデジカメと大差ないほど向上してきました。このような携帯のカメラで撮影したものでも、写真集として出版できます。

また、スマートフォンのカメラに関しては、最近では面白いアプリも増えてきております。例えば、風景をセピアカラーに変えられたり、ポラロイド風やレトロカメラ風などの設定を調整できたり、撮った写真をデコレーションできるアプリもたくさんでています。

このようなスマホアプリを上手に使うと、あなただけの作品に色が出てくると思います。

イラストや漫画が書ける人は、その分野で作家デビューする

クレヨンの画像

漫画やイラストを書ける人にとっては、Kindle Direct Publishingは、最適なご自身の作品の発表の場となります。日本の漫画は世界的にも有名な分野であり、アマゾンKDPにも固定レイアウトと呼ばれる形式でも出版ができるようになっています。

リフロー型と固定レイアウト型

以前にもご紹介させていただきました通り、電子書籍には、“リフロー型”と“固定レイアウト型”というものがあります。
写真集や画集は固定レイアウト型となります。ノンリフロー型(固定レイアウト)の特徴はこちら

リフロー型は、小説やビジネス本、エッセイなどに適した通常の紙の書籍のように、各ページ内の決まった位置に文字や図が固定されておらず、文字の大きさやフォントの種類などをユーザーの好みに自由に変更ができます。

一方、固定レイアウト型は、その名の通り、文字や図がページ内に固定されており、一般的な紙の書籍と同様、文字サイズなどの変更ができません。イメージとしては、紙の書籍をそのままスキャンしたようなイメージです。※また、固定レイアウトの代表的なフォーマットには、PDF形式があります。

そして、今回お話させていただきますイラストや漫画などの場合は、限られたスペースを最大限活かす固定レイアウトが適しています。

自分の作品を世界に向けて販売する

自由の女神の画像

電子出版は、世界で販売できるチャンスを秘めています。

ただ、世界中での販売となると、言語の問題がありますので、この部分を払しょくできる書籍を出版する必要があります。※もしくは、言語が限りなく少ないものなどです。

言語の問題が払しょくできる作品としては、代表的なものとして、写真集の出版があります。写真であれば、言葉が不要ですので、世界の方が見ても感動を与えることができます。とは言っても、世界中の方に販売するのに、どんなテーマでもいいのかというとそうではありません。

日本の文化を電子書籍にする

まず、おすすめなテーマは、日本独自の写真集です。日本は、世界でも、注目を集めやすい国です。東京や京都などは、いまでも外国人に人気の観光スポットですし、浅草などの伝統的な下町も外国人を多く見ます。

このようなテーマは、海外に住んでいる外国人は購入しやすい写真集です。

また、既にこの当たりを狙って、写真集を出版されている方もいますので、どんな本が出版されているかも事前に確認しておいてもいいかもしれません。

その他には、都市などの町の風景ではなく、日本独特の文化に焦点を当てた写真集もいいと思います。

例えば、忍者や侍など、日本独特で、且つ、外国人が好みそうなテーマを集めて、写真集で勝負する。もしくは、アニメのコスプレなど、現代版の文化を紹介するのもいいと思います。

タイトルにキーワードを盛り込む

このような日本独自の文化を取り入れた作品を作って、出版するには、タイトルにそのテーマのキーワードを盛り込むことがとても重要になります。

なぜなら、海外のアマゾンサイトを見ている外国人が日本のテーマを検索する際に使うキーワードを盛り込む必要があるからです。例えば、「Samurai」、「Tokyo」、「Ninja」など、そのテーマのキーワードをタイトルに盛り込むようにしてください。

また、写真以外では、絵本の出版も効果的だと思います。

実際、日本の絵本も海外で翻訳されているケースも多く、日本の絵本の販売も不可能ではありません。※ただし、絵本の場合は、翻訳などの作業が必要になります。

その他の変わったところとしては、音楽の楽譜なども言葉の壁を乗り越えて出版できる書籍となります。※ぜひ、ご自身の特技や趣味が生かせないかも考えてみてください。あなただけの世界に通用する書籍ができれば、面白い経験ができると思います。

アマゾンKDPを利用してご自身の作品を発表しよう

アマゾンも注目している漫画としるジャンルに関して、これまで漫画を描くスキルを持っていた漫画家は、アマゾンKDPを利用してご自身の作品を発表し、どんどん勝負できるようになりました。

ただし、一点、ご注意いただく必要があるのは、著作権の問題です。たとえば、有名作品の二次著作物などの作品については、許諾を得ない限り、原作の権利を侵害してしまう可能性がありますので、基本的には、漫画やイラストの作品をKindle本として販売するには、自分のオリジナル作品を出版することをおすすめします。

また、アマゾンは世界各国で利用されているサービスであり、あなたの漫画もいきなり世界中で販売できるようにもなります。日本の漫画というだけで、他の国ではアドバンテージがありますので、オリジナル作品で海外デビューも達成することができます。

ぜひ、これまで書き溜めていたイラストや漫画があるのであれば、アマゾンを活用して世界に向けて販売してみることも考えていただければと思います。

 - 写真


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