実は書籍になる!電子書籍制作のネタ・アイデア集
2019/01/31
電子書籍を作りたいけど、何を書いたらいいのかわからない。と、思う方は多くいらっしゃいます。
ただ、実は、書籍にできる可能性を持っているものが多くあります。ここでは、執筆をしたいけど、何を書くべきか迷っている方に参考にあるアイデアをご紹介させていただきます。
目次
試しに自分史を書いてみる
まずは、自分史です。
もし、あなたが電子書籍として出版しないとしても、自分史をまとめてみることは、これまでの自分を振り返る良い機会にもなります。
また、読者としても、本を読むのにあたり、他人がやってきた経験ほど、個性的で面白く、そして、役立つものはありません。
逆に、経験に基づかない本は、ゼロから物語を作る小説家の才能が必要になってきます。
しかし、多くのビジネス書は、結局のところ、著者の自叙伝的な内容が多いことに気づかされます。自分自身の幼いころの経験や、学生時代のころの話、これまで苦労したが、乗り越えてきたことなどは、人のためになることが多いです。もちろん、たくさんの人に読んでもらなかったとしても、世の中に作品として残るので、自分史は価値のあるものです。
そして、自伝を書くことで、文章を書くことになれれば、2冊目、3冊目と新しい書籍が生まれてくるかもしれません。
あなたの経験を読むことで、助かる人もいるかもしれません。そして、自分史を書くことによって、多くの方にあなたのことを知ってもらえるチャンスを手に入れられます。特に、何かビジネスをしている方は、自分のビジネスを絡めて、自分史を出版することは、自己ブランディングに役立てることができます。
相手は、あなたのことをより詳しく知ることにより、既にどんな人かをある程度理解されているので、初対面の人とも打ち解けられたり、人脈が広がったりするチャンスを手にすることができるかもしれません。自分史の出版は、あなたのこれまでの経験を最大限に生かすことができる、1つの方法です。過去の印象的だった出来事や、苦労の上達成できたことなど、あなたの経験を読んで喜ぶ人が必ずいらっしゃると思います。
得意分野をまとめてみる
何か得意分野がある方は、得意分野をまとめて、電子書籍を出版することをおすすめします。得意分野は、就職活動や企業、仕事においても役立ちますが、電子書籍を出版するうえでも大きな武器になります。
- 営業のノウハウがある
- 何か技術的に優れた知識を持っている
- モチベーションをアップさせる方法を知っている
- 人間関係を良好に保つことが得意
- Webサイトを構築できる
- 引っ越し業者の選定方法を知っている
- 格安で泊まれるホテルの選定方法をしっている
- 上司とうまくやっていく方法を身に付けている
など、人それぞれ、大なり小なり、自分の得意な点が1つ以上あるものです。そして、その得意な点を、ピックアップして書籍にするのです。自分の得意な点ですので、原稿を書くのも楽にできると思います。
また、「実際にこんな知識が役に立つのか?」と不安に思われることもあるかもしれませんが、世の中にさまざまな困っている人がいます。あなたが、過去に必要としたことであれば、他の多くのことが望んでいることである可能性が高いです。
また、あなたのスキルを電子書籍として出版することで、あなたがそのスキルを持っている証拠にもなります。たとえば、電子書籍を名刺に印字して、初対面の人にも自分のスキルをアピールすることができたりします。
自分の得意分野をまとめて書籍化することで、電子書籍としての収入源の確保のほかにも、いろいろなメリットが訪れるようになります。
趣味をまとめてみる
次は、自分自身の趣味についてです。
人には何かしら趣味と呼べるものを持っていると思います。
たとえば、
- 自分は、山登りが好きだ。
- 自分の趣味は釣りです。
- 私は、ネイルが好きです。
- 私は、ギターを弾きます。
- 私は、音楽を聴くのがすきです。
- 私は、料理が趣味です。
- 自分の趣味は、車です。
このように、世の中には、いろいろな趣味と呼べるものがあります。そして、好きであればあるほど、趣味に費やす時間は多くなり、自然のその趣味に関する知識やノウハウを蓄積していくことになります。
そこで、何のテーマで書いていいかわからないと思っている方は、自分の趣味について、その知識やノウハウを書籍としてみることも面白いと思います。あなたが好きな趣味に、興味がある人は、ごまんといます。
そして、書籍を出版した場合、その方々があなたの書籍を買ってくれるようになります。つまり、趣味を書籍としてまとめると、その趣味を持っているほかの方の潜在的な市場があるので、書籍の販売もやり易くなるのです。
また、書籍を出版することで、その趣味に関する仲間や人脈を形成することに一役買うかもしれません。
自分の好きなことは、書いていても苦になりませんので、すぐに原稿がまとまると思います。自分の趣味をまとめて作品にすることで、頭に入っていた知識を体系化できるので、より一層頭の整理にも役立つと思います。
ブログやツイッターをまとめてみる
最近では、ブロガーと呼ばれる、ブログで稼いで生活している達も増えてきましたが、その前にも、アメブロやFC2ブログを使って、ご自身の生活や趣味などを書いていた人もいらっしゃいます。
ブログをやったことがある方はお分かりになると思いますが、ほとんどの方が長続きしません。なぜなら、だんだんと更新するのが、面倒になってしまうからです。最初は一生懸命記事を書くのですが、だんだんと書くことも無くなってきて、最後には更新が止まってしまいます。
しかし、いままで一度は頑張って書いてきたブログを活用する方法があります。
それが、電子書籍の出版です。
いままで書いてきたブログをベースとして原稿をまとめてみるのです。もしかしたら、いろいろな話題を書いてきたかもしれませんので、その話題ごとにまとめたり、その文章を再編集したりして、書籍化するのです。
特にはじめの方の文章は、気合いを入れて書いている場合が多く、原稿としても大いに役立てることができます。すでに原稿があるので、ほとんどの場合は、コピー&ペーストで書籍にできると思います。
もちろん、いままで無料で公開してきた内容をまとめただけですと、読者も価値を感じてもらえない可能性がありますので、再度、編集したり追記したりすることは必要になるかもしれません。※あるいは、良い文書ですと、Kindle書籍としてひとまとめで読めることに価値を見出してくれる可能性もあります。
せっかくですから、ただ単にインターネット上にUPしているよりは、電子書籍としてまとめて、販売してみることも一つの方法だと思います。ぜひ、今は埋もれてしまっている原稿を再発掘して、世の中にもう一度届けることを考えてみてはいかがでしょうか。
ブログやTwitter、Facebookの内容をまとめて書籍にするときの注意点
ただ、一点、ご注意点があります。
ブログの内容をそのまま、電子書籍として出版する場合は、一度、内容を再度精査することをおすすめします。ブログやTwitterは気軽にできることが、特徴です。文章の順番も、そのままのままだと、内容が不明確になりやすいです。また、気軽に書いた文章ですので、誤字や脱字などが多く存在しています。
そこで、ブログやTwitterを整理してまとめる場合は、どのような構成にするかを、入念に検討して、ある意味、大幅に修正することも覚悟して、電子書籍をご出版されることをおすすめします。※しっかりと構成が考えられた文章は読みやすくて、読者の方にもご満足いただける場合が多いです。
素材を集めについて
書籍の素材や情報集めについても、念のためお伝えしておきます。
あなたの作成したい本によって、どのような情報や素材が必要になってくるのかは異なりますが、電子本の制作をスムーズに進めるためには、予め、用意していた方がいいです。たとえば、書いてある情報が正しいのか、情報を深く掘り下げるなど、書籍の内容を正確で充実したものにするために、情報収集をしておきましょう。
まず、ちょっとした調べものなどであれば、インターネットの検索エンジンを使えば、すぐにある程度の情報を集めることができます。ただし、インターネット上の情報をすべて鵜呑みにするのではなく、参考程度にすることをおすすめします。もし、その情報について信頼性を上げたいと思った場合は、複数の情報源を照らし合わせるようにしましょう。
インターネット以外の情報収集の手段としては、あなたが書きたいジャンルで参考になる書籍などがあれば、街の本屋さんや図書館で手に入れておくこともおすすめです。参考文献をしっかりと読み込んでおけば、あなたの書籍を作る際のヒントになります。
もちろん、書籍の内容をそのまま転記したり、流用するのは、著者権の侵害となりますので、注意するようにしましょう。また、どうしても引用が必要な場合は、きちんと引用元の許可をとり、引用元を明示したうえで載せるようにしてください。
まずはとにかく始めてみること
通常、書籍を出版するとなると、本の企画から構成、執筆までいろいろと大変な作業があると思うかもしれません。確かに、“執筆”という作業は、自分の時間と頭を最大限に使うので、本当に大変な作業です。しかし、この大変な作業を乗り越えると、自分自身の頭の整理はもちろん、本を書き上げたことによる自分に対する自信もつきますし、本が売れれば、印税という収入源の拡大もできます。
そして、何よりも、他人に自分の本を読んでもらい、その読者に喜んでもらえたら、本当に執筆してよかった。と感じられるものです。
では、どのようにこの大変な執筆作業を乗り越えるべきでしょうか?
それは、まず、なんでもいいから、書き始める。ということです。
こんなことを言うと、「なーんだ、そんなことか。」と思われるかもしれませんが、この“書き始める”という作業は、実は結構大切な作業です。物事はどんなことでも、始めが一番大変です。※なかなか、始めの一歩が踏み出せないから、物事を始められないことが多くあります。
そして、ある意味、いったん書き始めてしまえば、初速がついて、なんでもスムーズにいくことが多々あります。それは、執筆作業でも同じで、とにかく何でもいいから、“パソコンに向かってキーボードを打ってみて下さい”。
執筆は、ある意味、山登りと同じで、一歩一歩進めば必ず頂上に到着します。
毎日、一文一文を少しづつ書き溜めていけば、かならず書籍を完成させることができます。
もし、あなたが電子書籍を出版したいと思っていたら、ぜひ、今日から一文でもいいので、書き始めてみてはいかがでしょうか?最初に思っていたよりも、すんなりと書籍の執筆ができるかもしれません。
※最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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