アマゾンのKindle端末のビジネスモデルについて
2019/01/31
「Kindleとは、端末ではなくてサービスである。」
という有名な言葉があります。
現在、アマゾンでは、コンテンツの充実はもとより、カスタマーサポートまでかなり充実しています。
かゆいところに手が届くサービス提供をするAmazon
Kindleといえば、電子書籍の閲覧をまず初めに思い浮かべるかもしれません。ただ、キンドルは、ただ単に電子本を読むことだけにとどまりません。
しかも、アマゾンで購入する際に、IDなどはすべて設定済みで出荷されます。箱を開けたらすぐに使える簡単さもKindleの魅力のひとつです。
Kindleは、紙の良さを残したままで、電子書籍を使いやすくするために考慮されつくしている端末です。(このような点はユーザーには好まれる点です)。
そして、アマゾンが、ユーザーに良質のサービスを提供することで、より多くのユーザーがKindleを購入してくれるようになります。(一時、Kindle端末は売ることに赤字になっていると言われていました。)ただ、赤字になってでもいいから、Kindleユーザーを増やすことを最重要項目に考えているのがアマゾンです。
ユーザーのことを第一に考えていながら、ビジネスをうまく回しているのがアマゾンの特徴です。そのため、今後も、世界一のオンラインストアのアマゾンは、電子書籍の販売においてもNo.1を取り続けることになりそうです。
Amazonがなんでこんなに強いのか?
なぜアマゾンがここまで強いのかというと、それは、これまでアマゾンが投資してきたからです。
自社の利益が赤字になってまでも、継続的にインフラをはじめ、さまざまなものに投資をしてきたため、どの企業も追いつくことができなくなりつつあります。
どの分野でもそうですが、一度、圧倒的ナンバーワンを獲得してしまうと、他の企業はその企業に太刀打ちができなくなります。
検索エンジンの分野では、グーグルが圧倒的No.1です。
電子書籍の分野でも、アマゾンがNo.1に輝くのは既に目に見えています。
これから、電子出版をしたいと思う方は、より利用者がいて、よりサービスが行き届くプラットフォームを選ぶ必要があります。もし、電子出版をしたいと思ったら、まずはアマゾンでの出版を考えることをおすすめします。
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