電子書籍を出版した著者の方は、自分を個人事業主と心得よう
2019/01/31
セルフイメージという言葉を聞いたことがありますか?
セルフイメージとは言葉の通り、自分が思っている自分のイメージです。このセルフイメージを明確にしておくことで、自分の行動や立ち振る舞いが変わってきます。
今日は、電子書籍を出版した方のセルフイメージをどのように持つべきかについてお話させていただきます。これから出版を考えている方(もしくはもうすでに出版中の方)に読んでいただければ幸いです。
目次
- 出版は立派なビジネス
- サラリーマンの方も、自分を個人事業主として捉えよう
- 品質に責任を持ち、常に改良を続けよう
- 事業主が第一に考えるべきは、お客様(読者)のこと
- あなたが社長。だから、あなたの自由にできる
出版は立派なビジネス
電子書籍の出版も立派なビジネスとなります。
なぜなら、商品を一生懸命に作り(執筆活動)、それを流通チャネルに乗せ(Amazonサイトで販売する)、商品の広告宣伝を行い、消費者の手に届ける。という一連の商売の基本の流れに沿っているからです。
電子書籍を出版した方(あるいは、これから出版したい方)は、自分はこれから新しいビジネスを立ち上げるんだ。ということを念頭に置いといてください。
新しいビジネスをするからには、自分を事業主として捉えなおす必要があります。
サラリーマンの方も、自分を個人事業主として捉えよう
現在、サラリーマンの方も、電子出版をバンバン始めています。
Amazon Kindleストアでの電子出版は、本名を明かさずに、ペンネーム出版ができるため、サラリーマンの方も問題なくやることができるのです。(中には、給与以外に、毎月数万円以上稼がれている方もいらっしゃいます。)
ただ、たとえ、あなたがサラリーマンの方であっても、出版をするなら、自分を個人事業主として捉えなおす必要があります。もっと言うと、自分は会社の社長だというセルフイメージを持つようにしましょう。従業員はあなた一人です。
なぜなら、電子書籍の出版と言っても、最近では、競争もだんだんと激しくなってきており、その競争に負けないように、知恵を絞って、あなたの商品(書籍)を販売していく必要があるからです。
サラリーマンの場合、あなたのお客様は、社長ただ一人です。(ここで言うお客様とは、あなたにお金を支払ってくれる人のことを言います。サラリーマンの方は、会社があなたに支払ってくれます。)
Kindle本をアマゾンで出版した場合は、あなたのお客様が存在する商圏が、全国にいきなり広がります。日本だけでなく世界中で購入してくれる可能性もあります。(※ただし、日本語で書かれた本の場合は、99%日本でしか売れません。)日本全国の多くの方がお客様になりますので、このことも心に留めておきましょう。
品質に責任を持ち、常に改良を続けよう
自分を事業主として捉えなおしたら、販売する商品やマーケティングに、あなたが全責任を負うことなります。あなたの商品(ここでは書籍)が、お客様に対して役に立ったり、人を魅了させたり、感動させたり、何らかのメリットを与える必要があります。自分がいま持っているすべてをつぎ込んで、商品開発をする必要があるのです。
また、常に商品の改良を心がけ、自分の知識とスキルをグレードアップさせていく必要もあります。(ちなみに、電子出版の場合は、紙の出版とは違い、書籍の内容を改善することも簡単にできます。)
事業主が第一に考えるべきは、お客様(読者)のこと
商売で、最も重要なことは、お客様を満足させることを第一に考えることです。
サラリーマンの場合は、ある程度力を抜いても、就業時間をこなしていけば、給与をもらうことができますが(※それがいいとは思いませんが。)、事業主の場合は、立場が全く異なります。
お客様に、自分の商品やサービス提供するときは、全身全霊、全力で行わなければ、お客様が離れていってしまいます。(電子書籍の販売であれば、悪いレビューが書かれてしまったりして、あなた自身の信用を失ってしまいます。一度、お客さんからの信用を失ったら、取り戻すことは基本的にはできません。)
だから、あなたが、第一に考えるべきことは、お客様のことです。書籍の出版であれば、読者を喜ばすことだけを考える必要があります。※自分への利益は、後から勝手についてくるものです。
あなたが社長。だから、あなたの自由にできる
ここまで、少し脅かすようなことを書いてしまいましたが、事業主として本気で取り組んだ方が、いい結果が待っているので、熱く語ってしまいました。
ちなみに、あなたが書籍を出版して、事業主として活動し始めるのであれば、あなたのやりたいようにビジネス展開ができます。もちろん、お客様の満足は考えなければなりませんが、そのことを踏まえたうえでの活動は、何をやっても問題ありません。お伺いを立てる上司もいなければ、稟議や決済も必要ありません。自分がやりたいようにできるのです。(これが、事業主としての醍醐味です。)
また、事業主として活動することで、雇われ主では体験できないような経験を積むことができます。もちろん、失敗も経験するかもしれませんが、例え失敗したとしても、自分のビジネススキルは確実に上がります。サラリーマンとして安定収入を得ながら、出版を経験して、自分のビジネススキルをアップさせることも、楽しい経験になるかもしれませんね。
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