電子書籍を無料配布した方がいいケース|こんな場合は無料で配ろう!
2024/05/31
人は無料が大好き。そして、価値があるものを無料で得られることはもっと好きです。
アマゾンの無料配布は、実は、結構使える販売戦略でもあります。なぜなら、無料で配布することで、アマゾンサイト上のおすすめ商品に掲載されたり、良い本であれば、アマゾンレビューがもらえるからです。
電子書籍を出版したけど、なかなか販売数が伸びない。
でも、せっかく出版した本をもっと多くの方に読んでもらいたい!
こんな風に思う著者の方もいらっしゃると思います。
そんなときは、期間を決めて、“無料配布する”ということも、ぜひ一度、考えてみてください。
ここでは、無料配布をした方がいいケースについてお伝えします。
無料配布はもったいないこと?
『折角作った書籍を無料で配るなんて考えられない!』
と思われる著者の方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうではありません。
(※今回の記事は、マーケッター視点でお話させていただきます。)
無料の威力について
人は、無料が大好きです。(私も無料なものはとても好きです。)
例えば、あなたにも、このような経験はありませんか?
- たまたま手に入れた無料クーポンを使うためにお店に行ったことがある
- スーツや靴を買う時に、1つ買ったら2つ目は無料。というキャンペーンを利用したことがある
- ランチでお店を選ぶ際に、大盛り無料やドリンク無料を掲げている店を選んだことがある
- 無料の景品がついているお菓子やジュースを選んだことがある
- ネットで買い物をするとき、送料が無料になるからといって、必要以上の買い物をしたことがある
ちなみに、私は、これらのことに関して、すべて経験があります(笑)
このように、巷には、“無料なもの”があふれています。
そして、人は、無料(プレゼント等も含む)のものを手にしたとき、お得な気分がして、とてもいい気分になります。
大切なことなので、もう一度言います。
人は、無料が大好きなのです。
そして、これは、あなたの本の販売促進にも活用できるのです。(Kindle書籍を販売する場合も、無料配布は、ある意味書籍の販売のカンフル剤になることがよくあります。)
無料配布に向いているケース
ただし、何でもかんでも無料で配布していいのかというと、それもちょっと違います。
たとえば、Kindle本を無料で配布するときは、下記のような場合に効果的です。
- 現在、Kindle本の販売数がほとんど無い場合
- Amazonレビューをもらいたい場合
- 書籍はあくまでも本業の販売促進物である場合
上記のケース場合、電子書籍を無料で配ることは、とても有効なことだと思います。
現在、Kindle本の販売数がほとんど無い場合
この場合は、電子書籍を無料で配ることで、書籍販売のカンフル剤となることが多々あります。(手押し車を押すためにも、最初に一番力が必要です。そして、一度走り出したら、あとは結構楽になります。)
電子書籍の販売が、にっちもさっちもいかない場合は、まずは試しに、2,3日の無料キャンペーンを実施してみることをおすすめします。
Amazonレビューをもらいたい場合
書籍のレビューは、販売促進において、とても大切な内容になります。
レビューがまだ書かれていない場合は、まずは多くの方に配って、Amazonレビューを書いてもらうということも一つの手です。(その際、悪いレビューを書かれることもありますが、それはそれで仕方がないことです。人それぞれ意見が違いますので、悪いレビューを書かれることもありますし、その反対に良いレビューを書いてくれる人もいます。)
書籍はあくまでも本業の販売促進物である場合
これは、“何らかの事業を営んでいる方”が、Kindle本を出版した場合に有効な方法です。
書籍の出版は、ご自身の事業の周知のためにおこなっており、販売ロイヤリティよりも、むしろ、その後の読者との関係を重視している場合は、無料で配ってしまう。というのも一つの手です。
※たとえば、書籍の最後にご自身のホームページのリンクを張っておいて、まずは、きっかけとして書籍を読んでもらい、そのあと、ホームページに呼び込み、ご自身の商品・サービスをご紹介する。このような場合は、より多くの方に無料で配った方が効果的なことが多いです。
また、『とにかく自信のある本だから、まずは、多くの方に読んでもらいたい』とか、『自分の書籍は、どれくらいの影響力を持っているのか知りたい!』という熱い思いがある場合も、無料配布を試してみることは、とてもワクワクする経験になると思います。(※例えば、どんなワクワクがあるかは、最後に記載させていただいております。)
ちなみに、無料キャンペーンの実施方法は、下記の記事にまとめておりますので、ご参考にしてください。
(Amazonで無料キャンペーンを利用する場合は、KDPセレクトに登録している必要があります。KDPセレクトについてはこちら:これを読めば理解できる!KDPセレクトのまとめ)
ということで、ここでは、マーケティング視点から、無料の持つ威力と、Kindle本を無料で配布するケースについてご紹介させていただきました。
ぜひ、書籍の販売促進策のひとつとして、ご参考にしていただければ幸いです。
※私も、この度、2日間の無料キャンペーンを実施します。Amazon販売サイトこちら(期間:2014年6月7日~8日午後5時ころまでとなります。)
もし、宜しければ、書籍を“無料”でご取得ください☆
※追記:2014/06/07
無料配布で著名人(堀江さん)と肩を並べる事ができました~☆彡(まー、こちらは無料ですけどね。)
これは、ある意味冗談ですが、ただ普通に有料で販売するよりも、圧倒的に多くの方に知っていただけることができます。
関連記事
-
自分の専門性を本にして出版する
いまの時代、専門性を持っていることは大きな武器になります。 時には、一般的な大学 …
-
書店と電子書籍ストアの違い
これまでは、本を販売する場所は、街の本屋さんや、大型ブックセンターなど実際の書店 …
-
電子書籍のソーシャルリーディングとSNS
電子書籍のソーシャルリーディング 電子書籍の特徴の一つとして、ソーシャルリーディ …
-
星ひとつのアマゾンレビューを受けてしまった場合の対処法と次へつなげる考え方
先日、非常に残念なことに、アマゾンレビューにて星ひとつの評価を受けてしまいました …
-
楽天マガジンとアマゾンKindle Unlimitedの比較
先日、アマゾンが月額980円で電子書籍が読み放題のKindle Unlimite …
-
超簡単!最新版のキンドル本を効率よくダウンロードする方法
Kindle本の欠点の1つに、再出版した電子書籍の再ダウンロードが面倒くさい。と …
-
Amazonのカスタマーレビューについて
「この本にはとても感動しました。超おすすめです!」 このような良い書評がもらえた …
-
電子書籍が台頭してきたが、書籍を書く(書ける)人はまだまだ少ない件について
文章を書くことって、誰でもできることなんですけど、それを書籍にまでするという実行 …
-
行動と学習とモチベーションのお話
やる気を燃やし続けることができれば、本当に人は、何でもできると思います。 やる気 …
-
アマゾンの商品説明文を記載する際のチェックポイント
WEB上にしっかりと書いておきたいのが、商品説明欄。 商品説明欄がおろそかだと、 …