電子書籍用の原稿を一番簡単に用意する方法
2019/01/31
電子出版したいと思っても、何から手を付けていいかわからない。
でも、なにはともあれ、原稿を書き始めなければなりません。
しかし、ここで問題があります。
電子書籍の出版で一番大変なのは、間違いなく、原稿を用意することです。
原稿さえ出来上がってしまえば、後は、電子書籍の制作は、代行業者に頼むのも良し、自分で電子書籍の制作方法を勉強して、自分で電子書籍を作って出版しても良しです。
ただ、原稿を作る作業は、著者であるあなたが、一生懸命、やらなければいけません。
電子書籍の制作と言っても、基本的には、紙の書籍と同様のプロセスを辿ることになります。
制作する書籍は、どんなジャンルの書籍にするのか、どんな構成にするか、どんな文言を並べるか、どのように読者に感動や驚きを与えるか、など、制作の前に本当にいろいろと考えることがあります。
ここでは、電子書籍の出版を体験したい人のために、一番簡単に電子書籍を出版する方法をご紹介します。
目次
1)過去の書いてきた記事を最大限活用する
ここで、私がおすすめする方法は、これまで書いてきたインターネット上の記事を最大限活用することです。
現在では、ブログやTwitter,Facebookなど、さまざまな文字で構成されているメディアがあります。
あなたもこれまで、このようなメディアを1つでも利用したことがありませんでしょうか?
たとえば、やってみたはいいが、途中でやめてしまったブログや、フォロワーが思うように増加しなく、いつの間にか更新をしなくなったTwitter、あるいは、Facebookなど、これまで、なんらかの形でインターネット上に文章を残していたのであれば、その文章をもう一度見直してみてください。
そこに、あなたの原稿の元ネタが隠れているかもしれません。
私にも経験がありますが、過去に制作した文章は、1年もすると、自分が何を書いていたのか忘れてしまうことがよくあります。
しかし、ある程度時間が経った後に自分で改めて読んでみると、「俺ってなかなか良いこと言っているな。」と思うこともしばしばあります(笑)
まずは、このような、自分が過去に書いたインターネット上の文章が、残っていないかを改めて確認してみてください。このような過去に書かれた記事が、これから制作する電子書籍の原稿の元ネタとなることがよくあります。
2)文章が無ければ、撮り溜めてきた写真が無いかを見てみよう
これまで、『原稿の制作には、過去の書いてきた記事を最大限活用しよう。』ということをお伝えしてきました。
しかし、
- 「過去に制作した文章がない。」
- 「これまで、ブログやTwitterなどをやったことがない。」
という方もいらっしゃると思います。
そのような、文字データが無い方におすすめなのが、
電子書籍の出版ではなく、電子写真集の出版です。
“文字を書くのが苦手だけど、写真を撮るのが好き”
という方は、これまでデジカメで撮ってきた“写真データ”はお持ちだと思います。
何も、“出版”といっても、書籍である必要はありません。
自分で撮ってきた写真を作品集としてまとめた、“写真集の出版”という手もあります。
※実際に私も、過去に撮ってきた写真を活用し、沖縄の海を題材にした写真集の出版をさせていただきました。
※中身はこんな感じです。
もちろん、写真集の出版といっても、書籍同様、しっかりとアマゾンサイトに販売されており、価格も自由に決めることができます。
そこで、これまでブログなどを書いたことが無く、文字を書くことが苦手の人でも、写真を撮ることは簡単にできると思います。
また、写真が趣味の人は、これまでデジカメで撮ってきた写真が、あなたのパソコンやデジカメのデータに保存されていると思います。
そのような方は、わざわざゼロから原稿を書くのではなく、これまで撮り溜めてきた写真データを抽出して、オリジナル写真集として出版してみる。というものおすすめの方法です。
3)ゼロから始めようとすると、途中で挫折してしまう
人は、全く何も無いところから、何か新しいことを考えようと思っても、なかなか前に進めることができません。
また、この世の中は、スピード感が非常に重要です。
最近、電子書籍の出版に関しても、続々と作品を出版をされている方が増えてきております。
他人が出版してしまった後に、自分が同じようなジャンルの書籍を出版をしても、結局は二番煎じとなってしまい、先行者利益を得られない可能性もあります。
これまでブログなどをやっていた方であれば、そのブログ記事の内容を見直すところから、
また、ブログなどの文字データを持っていない方は、これまで撮ってきた写真データを見直して、オリジナル写真集の出版をめざしてみるなど、
もし、既に何か原稿の元ネタとなるものがあれば、電子書籍の出版に向けた行動をとってみてはいかがでしょうか。
※また、『どうしても過去にやってきた元ネタが無い、でも、出版はしてみたい。』という方は、今からコツコツと作り始めてください。
これまでのやってきた過去の自分の行動や資産を活かすことが、一番ラクに電子出版ができるコツです。
是非、過去の行動を振り返り、楽しみながら、原稿をご用意いただければと思います。
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