電子ブックを作るための企画書を作ってみよう。
2019/01/31
原稿を書くだけでも大変なのに、わざわざ企画書を作るなんて大変そうだな・・・と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、企画書といっても人に説明するために、何十枚も必要ではなく、自分で今後の道筋をはっきりさせるために作っておくのです。自分だけがわかればいいので、企画書はたった一枚でもいいと思います。
では、どんな内容を書けばいいのか、企画書のチェックポイントをここではご紹介します。
- 仮タイトル
- サブタイトル
- ジャンル
- 企画趣旨
- 価格
- 読者ターゲット
- 構成案
どんな本を書きたいのかは、おぼろげながら頭にあると思います。そこで、まずは、仮にタイトルを決めてしまいます。もちろん、後で変更になっても構いません。タイトルのポイントは、本の内容が、一目でわかるタイトルにすることをお勧めします。参考:Kindle本に魅力的なタイトルを付ける4つのポイント
本の内容をより明確に詳しくするために、サブタイトルを決めておきます。こちらも、原稿が進んでから変更しても構いません。
小説なのか、ビジネス書なのか、あるいは、絵本なのか、そのあたりもしっかりと決めておきます。
この本を読んだら読者はどうなるのか?そのあたりを明確にしておくためにも、企画趣旨を作っておきましょう。
だいたいいくらくらいで販売したいのか?目安でもいいので、価格を決めておきます。電子書籍の印税率と価格について
どんな人に本を読んでもらいたいのか?年齢は?職業は?性別は?ターゲットを明確にすることで、本のタイトルなども明確になってきます。Kindle書籍の読者ターゲットを決める
最後に構成案を作ります。ここもおおよそで構いません。だいたい何章立ての本なのかを決めておくと、今後の原稿の進み具合が明確になります。
電子書籍の企画書といっても、この7つのポイントが書かれていればいいのです。こちらの内容が明確になれば、本を作るのがよりいっそう楽しくなってきます。ぜひ、お試しください。
全体的な構成を考える
上記の内容を明確にすることで、どんな本が書きたいか、イメージが湧いてきたと思います。
そこで、ここからは、その出てきたイメージをもっと具体的にするために、実際の本の構成部分についてどのように進めていけばいいのかをご紹介します。本の構成を考えるうえで、一番一般的な方法は、要素を箇条書きにすることです。
まずは、書きたい内容の目次などを箇条書きにしてみてください。
ここでのポイントは、最初から章立てを考えるのではなく、とりあえず、思いついたものからでいいので、紙やパソコン上に書いて行ってください。その書き出した項目を後で、並べ替えたり、削除したり、追加したりして、構成を練っていきます。この作業は、ある程度慣れてくれば、素早くできるようになりますが、最初は、繰り返し検討していき、よりブラッシュアップするようにしましょう。
また、一点、電子書籍特有のポイントとして付け加えると、電子書籍は、冒頭の部分が、サンプルとして読むことができます。そこで、読者はこの冒頭部分を読んで、この本を買うかどうかを判断します。つまり、冒頭部分に、読者を惹きつけられるような印象的なエピソードや、ストーリーを盛り込むと出版後の売上も変わってきます。たとえば、写真集の出版であれば、最初の方に、一番魅力的な写真を入れるなど、工夫をすることが一つのポイントにもなります。
構成については、何度も何度も見直し、検討を繰り返すことで、よりよい作品を作ることができますよ。頑張ってみてください。
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