電子書籍のロイヤリティについて
2019/01/31
通常、紙の本を出版しようと思うと印税は、6%~8%と言われています。つまり、たとえば、あなたが1500円の本を出版して、頑張って販売しても、1冊あたりの収入は、たったの90円から120円程度にしかなりません。
もちろん、ミリオンセラーなどが出せたら、入ってくる収入も上がりますが、今の時代、なかなかそういうことにはなりません。
ロイヤリティの高さが魅力的
一方、2012年の10月に登場したAmazonのKindleストアの印税は、なんと最低でも35%。最高で、“70%”という非常に高くロイヤリティが設定されています。
ただ、70%を選ぶ場合は、いろいろと条件がある(たとえば、70%のロイヤリティを選択した場合は、他の電子書籍販売のプラットフォームでの販売が禁止されたり、Kindleで90日間本を独占販売・レンタル可能にする「KDPセレクト」への登録が必須だったり、また、Kindle版の希望小売価格を製本版より20%以上下回るよう調整しなくてはならないといった条件があります。)のですが、それでも、最低35%のロイヤリティは、いままでの出版業界ではありえない数字です。
※KDPセレクトの詳しい説明は下記の記事をお読みください。
これを読めば理解できる!KDPセレクトのまとめ
ロイヤリティの高さも、電子書籍を出版する魅力の一つです。※出版のハードルが劇的に下がり、受け取れるロイヤリティが劇的に上昇しました。
今、個人の方が、バンバン出版しています。
これまで、本の出版はある意味非常に高いリスクを抱えていました。なぜなら、自費出版の場合は、数百万円の費用が必要になるわりに、実際に売れるかどうかは神のみぞ知る世界だったからです。
しかし、電子書籍であれば、かかる費用は数万円程度であり、しかも印税な紙の出版の5倍以上もあります。人生で一度は自分の本を出したいと思ったことがあるのであれば、今から本を書いて、まずは電子書籍を出すことを考えてみてはいかがでしょうか?
本を出版するということを経験するのは、とっても楽しい経験になりますよ。これからの時代は、一人一冊本を出すことが当たり前の世界になるかもしれませんね。
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