アマゾンの商品説明文を記載する際のチェックポイント
2019/01/31
WEB上にしっかりと書いておきたいのが、商品説明欄。
商品説明欄がおろそかだと、折角見てくれたユーザーが、情報量が足りない為に離れていってしまいます。
商品の説明は、できるだけ具体的に、且つ、詳細にやる必要があるのです。
・「頑張って書籍の原稿を書き、ようやく、念願の電子書籍が完成した。」
・「電子書籍を出版したけど、なかなか販売に結びつかない。」
という方。
電子書籍を完成した後も、いろいろと最後に確認することがあります。
※ここでは、アマゾンにKindle本を出版したときのチェックポイントをご紹介します。
今回は、特に、書籍の販売数に直結するであろう“商品の説明”欄についてお話させていただきます。
目次
- 商品の説明欄の役割
- チェックポイント1:一、二行程度の簡単な説明文になっていないか?
- チェックポイント2:目次の案内はあるか?
- チェックポイント3:修正点や変更点などの情報伝達として利用しているか?
- 注意点:文字数は3,200~3,500文字程度までにすること
商品の説明欄の役割
アマゾンの商品説明欄とは、皆さんも電子書籍を購入する際は、必ずチェックする項目の一つだと思います。
※アマゾンの商品説明欄の例
Amazonユーザーは、今見ている書籍が、どんな書籍なのかを、この商品説明欄で確認することになります。
言ってみれば、著者自身が自分の電子書籍を購入しようかと迷っているユーザーに対して、最後のアピールをする大切な場所になるのです。
しかし、この商品説明欄を“ないがしろ”にして、電子書籍を出版している方をよく見ます。
※もの凄く勿体ないので、いますぐあなたの商品説明欄を見直しましょう~(^^)/
チェックポイント1:一、二行程度の簡単な説明文になっていないか?
商品説明欄のチェックポイントの1つ目は、文章の長さです。
・「この書籍は、○○について解説した書籍です。」
というような一、二行の説明が書かれている書籍と、書籍説明がしっかりと数行に渡って書かれている書籍とでは、どちらの書籍を購入したくなるでしょうか?(是非、自分がKindle本を買う時を想像してみてください。)
ほとんどの方は、商品説明欄がしっかりと書かれている電子書籍を購入したいと思います。
「いやいや、自分の書籍は、内容勝負なんで、無料サンプルをダウンロードをしてもられば、必ず買ってもらえるはず。」という方に質問です。
あなたは、“いまいち”興味も無い電子書籍を、わざわざ端末にダウンロードして、端末の電源を立ち上げて、その電子書籍を読もうと思いますか?
もちろん、無料サンプルダウンロードは、とても有効なツールです。
ただ、それは、ユーザーが、「この本は気になるな。でも、まだ買うには決意ができないな。」
という状況にならなければ、サンプルをダウンロードしてまで、書籍の中身を見ようとは思いません。
で、“この本は気になる!”という気持ちになっていただくために、アマゾンの商品説明欄があるのです。
※アマゾンの商品説明欄を軽く見ていたKindle出版者さんは、ぜひ、今一度、ご自身の書籍に書かれている説明欄を見直してみてください。
チェックポイント2:目次の案内はあるか?
次は、目次の案内についてです。
紙の本を見る時もそうですが、通常、本を買う時は、書籍のタイトル、表紙に目が行きます。そこで、その本が少しでも気になったら、手に取ってみて、パラパラを中身を確認します。人によっては、著者がどんな人かを確認したり、「はじめに」や「おわりに」を読んでみたりするでしょう。その際、目次も確認方も多くいらっしゃいます。
なぜ目次を見るのかと言うと、読者は、“この書籍がどんな内容なのか?”“自分の欲しい情報があるか?”等を、目次を見ることでおおよそ把握することが出来るからです。
紙の書籍は自分の手に取って、パラパラとめくることができますが、電子書籍では、そのようなことが出来ません。
そこで、Kindle本の場合でも、ユーザーに、あなたの電子書籍の内容を伝えるために、アマゾンの商品説明欄に目次も記載してあげる必要があるのです。
目次を掲載していないKindle本も結構よく目にしますので、もし掲載していなかった場合は、いますぐ掲載するようにしましょう。
チェックポイント3:修正点や変更点などの情報伝達として利用しているか?
電子書籍の利点としては、書籍の修正や変更を手軽に行える点が挙げられます。
(※もちろん、出版前に校正チェックや原稿の見直しをして、修正などは無いようにするのが大前提です。)
ただ、仮に電子書籍校正漏れや変更があった場合なども、紙の書籍とは異なり、電子書籍では、手軽に修正できます。そして、もし修正などがあった場合には、電子書籍の修正点や変更点を予めユーザーに伝えておくと、細かい配慮がユーザーに伝わります。修正点や変更点を伝える方法として、商品説明欄を利用することも考えてみてください。(また、キャンペーンなどの案内があった場合も、商品説明欄の文字数が許す範囲で記載するようにしましょう。)
注意点:文字数は3,200~3,500文字程度までにすること
ちなみに、商品説明欄の文字数はアマゾンKDPの仕様上、4,000文字と決まっております。
ただ、実際に4,000文字の紹介文を記載して、アマゾンに申請しても、なぜか全文が掲載さずに、途中で途切れてしまいます。
※ちなみに、KDPの申請フォーム内の文字数制限は、オーバーしておりません。
▼実際に3,228文字(改行を含まず)で申請し、途中で切れてしまった例
なぜか、途中で文章が切れてしまっています。
そこで、再度、文字数を調整して、アマゾンへ再申請すると・・・
▼商品紹介欄の文字数を3,212文字(改行を含まず)に修正した場合の例
今度は、しっかりと全文が掲載されました(^^)/
※アマゾンは、再出版申請をすると、ステータスが“変更事項の出版準備中”となり、数時間は内容変更ができなくなりますので、お気を付けください。(この点は、結構、自分が時間がとられたところですので、商品紹介欄をしっかりと書きたいと思っている方はご注意ください。)
※また、本件については、改行などの問題もあるかと思いますが、仮に改行を含めても到底4,000文字にはなりませんので、結論としては、商品紹介欄は、3,200~3,500文字程度に抑える必要がありそうです。
※2014.4.24追記:
現在、アマゾンの商品説明欄の文字数に関しては、説明欄の文字数がオーバーすると、それ以上書けない仕様に変更しておりました。
これで、文字数オーバーが、出版後にわかるという不具合が解消されました。さすがアマゾン、細かいところにも配慮が行き届いております♪
さて、以上が、アマゾンの商品紹介文を記載する際のチェックポイントとなります。
既に知っていることや分かっていたこともあると思いますが、一つでもご参考にしていただければ嬉しいですm(__)m
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