Kindle本の制作/作成と販売のコツ

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楽天Kobo(KWL)へも電子出版してみてわかったこと|Kindleストア(KDP)との違い

      2019/01/31

楽天Koboでは、Kobo Writing Life(KWL)という出版サービスが提供されており、楽天Kobo電子書籍ストアに出版できます。

ということで、私も先日実際に出版を試してみました。

楽天サイトでの販売ページ画面
実際の販売ページはこちら

KWLは、基本的には、KDP(Kindle Direct Publishing)を模範したようなサービスですが、いくつかKindleストアでの出版とは異なる点もありましたので、今回は、以下の7つの項目に焦点を当ててKWLとKDPの違いをご紹介させていただきます。

  1. ロイヤリティ
  2. 支払条件
  3. 電子書籍の容量
  4. 対応可能な電子書籍データ
  5. プレビュー方法
  6. 週末の出版について
  7. 出版後のサポートについて

Koboライティングライフ(KWL)とKindleダイレクトパブリッシング(KDP)の違い

KWLもKDPも、表紙画像と電子書籍データを準備して、出版用の管理画面上にそれぞれのデータをアップロードして、出版申請をおこないます。そして、無事に申請に通れば、それぞれの販売サイトで販売開始されます。ただ、細かい点では、それぞれ違いがあるため注意が必要です。

楽天へ出版してみてわかったこと_2

1)販売ロイヤリティは楽天の方が少しだけ優遇されている

まず、アマゾンと楽天では、著者に支払われるロイヤリティが異なります。

楽天Koboの場合、販売ロイヤリティは下記の2パターンがあります。

  1. 45%(80円~298円まで)
  2. 70%(299円~100,000円)

アマゾンの販売価格とロイヤリティの関係は、下記の通りです。

  1. 35%(99円~20,000円)
  2. 70%(250円~1,250円)

※KDPの場合、70%のロイヤリティを選択するには、KDPセレクトに登録する必要があります。

ロイヤリティを比べると、低価格の書籍の場合、楽天Koboの方がロイヤリティが優遇されていることがわかります。(というか、後発である楽天は、アマゾンを意識してロイヤリティの設定をしていることがわかりますね。)

※ちなみに、現在、楽天Koboライティングライフ(ベータ版)リリースキャンペーンを行なっているため、2015年4月1日(水)8:59までのキャンペーン期間中は、85%をロイヤリティを受け取ることができるようです

2)ロイヤリティの受取り発生条件はアマゾンが有利

ロイヤリティの発生条件も、著者としては気になる項目だと思います。

楽天Koboの支払条件

  1. 売上月の翌々月25日までに支払い
  2. 収益額:10,000円以上

楽天Koboのロイヤリティの支払サイクルはこちら

アマゾンKindleの支払条件

  1. 売上月の翌々月末日までに支払い
  2. 収益額:0円以上

アマゾンのロイヤリティ支払サイクルはこちら

ロイヤリティの支払条件に関しては、アマゾンが圧倒的に有利だといえます。(アマゾンでは、1冊単位でも販売があれば、ロイヤリティを月々受け取れますが、楽天の場合は、電子書籍が1万円以上売れないと収益がなかなか入ってきません。ただし、楽天Koboの場合でも、出版から1年経っても収益が1万円に届かなった場合でも、年に一度は支払いがあるようです。)

3)電子書籍の容量は、アマゾンサイトの方が寛大

アップロードできる電子データの容量は下記の通りです。

楽天Koboの場合

  1. 100MBまで
  2. 1ページの容量制限もあり、200KBにて制作する必要があり

アマゾンKindleの場合

  1. 650MBまで
  2. 1ページ毎の制限はないが、1画像当たり5MBの制限あり

電子書籍データの容量についても、アマゾンKDPの方が断然大容量をUPできるようになっています

4)楽天Koboの電子データの受付は、EPUB3のみ

電子書籍データの取り扱いについても、楽天Koboでは、EPUB3のみを受け付けています

アマゾンでは、電子書籍データをアップロードしたときに、アマゾン側で独自の変換をしてくれているため、EPUBデータ以外(Word、HTML、Mobi、ePub)もいちおサポートしてくれています。(ここで、“いちお”と言ったのは、EPUBやMobiデータ以外は、うまく変換できない場合が多いためです。)

5)楽天には、プレビュー機能が実装されていない

また、楽天Koboの場合、プレビュー機能が備わっていません。

そのため、電子書籍データは、別途、Adobe Digital Editionsを利用して確認する必要があります。(利用するには、Adobeアカウントの作成が必要となります。)

Kindleストアの場合は、KDPの管理画面上にてプレビューをすることができます。この当たりも、まだまだアマゾンKDPの方が、使い勝手が良いと言えます。

6)楽天では、週末は審査の関係上出版できない

楽天Koboライティングライフでは、週末に電子書籍を出版することができません。(週末は、楽天もお休みであるため、審査ができないようです。アマゾンKDPは週末も関係なく出版できます。)

7)その他、細かい点

その他、私が「あれ?ここもちょとKDPと違うな。」と思ったこともご紹介させていただきます。

出版完了時の楽天からの案内について

楽天Koboの場合は、出版完了メールがありません。そのため、いつ自分が出版できたのかは、ダッシュボードを確認する必要があります。(アマゾンの場合は、出版完了メールがあります。)

自書の購入について

また、楽天Koboの場合は、自分の電子書籍を購入することができません。(Kindleの場合は、1冊だけ自分で購入できます。)

※上記の件については、楽天のカスタマーケアにお問い合わせして分かりました。

(以下、そのときもらった楽天カスタマーケアからのご回答メール)

Koboライティングライフ カスタマーケアにお問い合わせいただきありがとうございます。

ご質問いただいた件について回答いたします。

まず、出版が完了した場合につきまして、まことに恐れ入りますが、
完了の報告は行っておりません。
つきましては、ダッシュボード上よりご確認いただく必要がございます。

つぎに、出版していただいた書籍につきましては、
出版していただいたアカウントではご自身の書籍をご購入いただくことは出来ない仕様となっております。
なお、別のアカウントではご購入いただくことが可能でございます。

※ちなみに、楽天のサポートからの連絡は、非常に迅速でした。質問をしてから、1時間程度で回答をいただけました。

以上、ここでは、Koboライティングライフ(KWL)とKindleダイレクトパブリッシング(KDP)の異なる点をざっくりとご紹介しました。これから、楽天Koboへも出版を考えている方は、参考にしていただければ嬉しいです。

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